発芽して半年経過したアボカドの苗の植え替えと成長具合

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植え替えをするアボカドの苗

昨年の秋口に種から発芽させたアボカドの苗ですが、一冬越えたのでそろそろ植え替えをしてあげようと行動に移しました。

九州なのに結構な積雪に見舞われたこともあり、完全に枯れたと思っていたアボカドですが春先になって気温が上がってきたら見事に息を吹き返してくれました。

今回は発芽して半年経過したアボカドの苗の植え替えと成長具合について紹介します。

 

冬場の寒さで枯れてしまったように見えたものの復活

枯れたように見えるアボカド

今年の冬は九州なのに積雪するほどの厳しさでした。

実生させたアボカドはハス種だったと思うのでグアテマラ系になります。

グアテマラ系の体感温度は-5℃くらいまでのようですが、なにせ発芽してすぐに迎えた冬で九州でも珍しい積雪する厳しい冬だったため、スクスク育っていた枝は真っ黒に変色して枯れてしまいました。

昨年年末は引っ越しもあったので正直、植木の管理まで手が回りませんでした。

せっかく育っていたのに枯らしてしまったか…と残念に思いながら迎えた3月。

ん?アボカドのペットボトルに緑が見える。

新芽が出てる!枯れてなかったんだ!

という具合に、すっかり枯れたように見えたアボカドですが根はまだしっかりと生きていたようで春の訪れとともに新芽を出してくれました。

強く大きく育てるためにアボカドを鉢増しする

植え替えをするアボカドの苗

新芽を出してから2ヶ月ほど経過しましたが、またしてもスクスクと育って何枚も葉をつけてくれました。

見かけは20cm程度の高さしかありませんが、いったんリセットされてこの高さまで成長したことを考えると、ペットボトルの簡易鉢の中は根が張り巡らせられていると考えられます。

最近の冬は大荒れすることが多いため、少しでも大きく成長させて耐寒性を高めておきたいので鉢増しを決行します!

培養土を鉢の半分くらいまで入れる

アボカド用の培養土を鉢に入れる

まずは鉢の半分くらいまで培養土を入れます。

培養土はホームセンターで売っている「100日間肥料いらず」みたいなラベルのモノでOK。

ちなみに、鉢は排水性を高めるためにスリット入りを選びました。

スリット入りなので鉢の底にはボラ石等を敷き詰めなくても十分排水してくれますよ。

アボカドを簡易鉢から取り出す

アボカドを簡易鉢から取り出す

次はアボカドを簡易鉢から取り出していきます。

2Lのペットボトルに押し込んでいたので普通の種まきポットと比べるとスペース的な余裕はあったと思いますが、やはり大きく成長するにはこのサイズでは不十分ですね。

底まで張ったアボカドの根

ペットボトルを切りかいてみてわかりましたが、アボカドの根がペットボトルを飛び出していたんですね。

上の写真の白い根がそれです。

白い根の上には茶色い根がありますが、こちらはひょっとしたら冬場に枯れてしまったように見えていた頃の根かもしれません。

いずれにせよ、今ではすっかり健康そうな根が張っていることが確認できました。

ペットボトルから取り出して、底に敷き詰めていたボラ石を取り除きます。

根に絡んでしまっているものもあるので丁寧に取り除きましょう。

アボカドを鉢に植えつける

アボカドの苗を鉢に植える

ペットボトルからアボカドの苗を取り出したら鉢に植え付けていきます。

思ったよりも嵩があったので鉢に入れた培養土を横に避けながら入れていきました。

ところで、元々の種の部分っていつまで残るのでしょうか?

パカッと割れた種の片割れは朽ちていっているように見えるのですが、もう片方はいまだに綺麗な色をしています。

とりあえず、この元々の種の部分は頭の部分に見えるので、土には埋まらないように植え付けました。

根も出て葉もしっかりとしているのでそんなに気にする必要はないと思いますけども。。

赤玉土を入れて植え替え終了

最後に赤玉度を加えたアボカドの苗

残った上っ面の部分に赤玉土を入れてアボカドの苗の植え替え作業は完了です。

赤玉土の使い方としては培養土に混ぜ込んで使用するのが正攻法だと思いますが、上の部分に赤玉土を敷き詰めることで土はねもなくなりますし、スッと水が入っていくようになります。

泥はね防止という点では木よりも野菜の方に活かすことができそうな気がしますね。

見た目もいい感じに仕上がるのでOKかな。

これで鉢のサイズも大幅アップしたし、新しい培養土で栄養もたっぷりになったので大きく成長してくれるはずです。

これから夏にかけてグングン成長していくと思うので楽しみにしておきます。

大宮GS 特選 赤玉土 小粒 16L

 

発芽した頃と半年経過した苗の比較

伸びたアボカドの枝

こちらが冬を迎える前のアボカドです。

幹といっていいのかわかりませんが、幹の部分ばかり長くて徒長しているような感じですね。

これが発芽してから40日後の状態でした。

枯れたように見えるアボカド

そこから冬の寒さに耐えられず、徒長気味の幹の部分は真っ黒になって枯れてしまいました。

この時点でアボカド終了のお知らせだと思っていたのですが、よくみるとすでに下の方で葉をつけていますね。

最後に赤玉度を加えたアボカドの苗

そして、寒い冬の季節も終わって春を迎えると新芽はさらに成長しています。

まだ、冬前の徒長気味の幹の高さには及びませんが、鉢増しもしたので今年は昨年よりも大きく成長してくれることは間違いなさそうです。

アボカドは元気に育っています

今回は発芽して半年経過したアボカドの苗の状況報告と鉢増しについて紹介しました。

冬前に徒長気味な感じで成長していたアボカドの苗は私の管理不足で冬場の寒さにあてられてしまい枯れてしまったように見えました。

しかし、根の部分は生きていたようで春先には新芽を出して復活、今ではさらに葉の数を増やしてすくすくと成長しています。

簡易鉢として2Lペットボトルを利用していましたが、それよりも2回りほど大きな鉢に植え替えしたので根を張り巡らせるスペースも格段に増えました。

今年の成長が期待できますね。

今後もアボカドの成長状況は定期的に報告していきますので楽しみにしていてください。

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