嫁さんからベッドをDIYして欲しいと依頼がありましたのでどんな感じで仕上げるのかを検討しています。
床はウォルナットなので同系統に仕上げるのがしっくりくると思うのですが、塗料と板材の相性がどうなのかが気になるところ。
塗料を塗った後も木目が生きるのかどうかで見栄えが全然変わってくるんですよね。
ちなみに、ベッドの木材は杉板を計画中。SPFでもいいんですが、耐久性のことを考えてるとSPFよりも杉板を使いたいんですよね。
アレコレ考えていても出来栄えの検討はできないので実際に塗っちゃうのが早い♪
ということで、今回はビンテージワックスと杉板の相性を確認しつつ、SPFとパイン材の仕上がりと比較してみます。
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今回使う塗料はウォルナットのビンテージワックス
今回使う塗料はビンテージワックスのウォルナットです。
ビンテージワックスはえごま油を使用した植物油ベースのワックスなので余計な心配をせずに使用することができるのがメリット。
えごま油のにおいが特徴的ですが、時間がたつと気にならないレベルにまで薄れるので安心してください。
カラーは、
- ウォルナット
- チーク
- エボニーブラック
- クリヤー
の4種類から選ぶことができます。
杉板の端材にビンテージワックスを塗る
露天風呂風目隠しフェンスの作製で使った杉板材の端材があったのでさっそくビンテージワックスを塗っていきます。
ビンテージワックスをあけて、不要なタオルやキッチンペーパーなどを使って杉板に塗ります。
ワックスなので塗った直後は厚塗り感があってべっとりしてしまいますが、あとできれいに拭きあげるので気にせずベトベトに塗っていきましょう。
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ビンテージワックスを塗り上げたら板材を拭きあげる
べとべとに塗り上げたら拭きあげます。
べとべと状態とはうってかわって木目がきれいに浮かび上がってきましたね。
でも、軽く拭いたぐらいだと手にビンテージワックスが移ってくるのでしっかりとゴシゴシ拭きあげていきます。
これがゴシゴシ拭きあげた杉板の端材です。
さきほどよりも木目がハッキリと浮き出ているのがわかります。
杉板には焼杉といってその名の通り杉板の表面を焼いて炭化させる技法がありますが、ゴシゴシ拭きあげてみた仕上がり具合はまるで焼杉処理をしたかのような仕上がりです。
これだけ木目がきれいに浮かび出てきれいなコントラストを描くのであれば杉板とビンテージワックスの相性はかなり良いですね。
普通におしゃれすぎるのでベッドの材料に杉板を使うのは問題ない感じですね。
あとは十分に乾かしてから使うことを気を付ければOKです。
杉板とSPF・パイン材の仕上がりを比較
杉板はいい感じの仕上がりになることがわかりました。
ベッドの材料として候補にあがるのは入手性の高い
- SPF材
- パイン材
などがあります。
SPF材とパイン材それぞれにビンテージワックスを塗って比較してみます。
SPF材は木目がきれいに出てよい仕上がり
まずはSPF材の仕上がりから。
SPF材は、
- スプルース:唐檜(とうひ)
- パイン:松
- ファー:もみ
という見た目も強度も大差のない北米産の針葉樹の3つの木材のいずれかからできたものです。
見た目は無垢材なのになんで3つの木材の名前からSPFと名付けられているのか疑問でしたが、どの木材なのかはっきり区別していなかったからなんですね。
ちなみに、スプルース=唐檜ですが、檜は日本でいうヒノキとは全くといっていいくらい違う木材のようです。
SPF材は木目の間隔が詰まっていないのでビンテージワックスを塗りこんだ時にきれいに仕上がりました。
SPF材は白みがかった木材なのでウォルナットがチークのような色合いになっていますが、いい感じの色合いですね。
杉板も同じように木目が詰まっていないので塗料の仕上がりがよくなるかどうかは木目が詰まっているかどうかでもある程度決まりそうですね。
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パイン材は木材としての味がなくて微妙な仕上がり
次にパイン材の仕上がりです。
上側はクリヤーのビンテージワックスを塗ったもの、下側がウォルナットを塗ったものです。
どっちが木材を活かした仕上がりかというと、断然クリヤーだと思いますね。
パイン材は杉板やSPF材と同じように節があるにはあるのですが、木目の間隔が詰まっています。
このため、色の濃いウォルナットを塗ってしまうと木目がつぶれてしまって、せっかくの木材としての味を損なってしまう結果に。
パイン材を使ってベッドなどをDIYする場合は、ウォルナット系の濃い色ではなくクリヤーなどのナチュラルカラーの方がおすすめです。
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杉板にビンテージワックスは相性バッチリ
今回はビンテージワックスが杉板にあうのかどうかを端材を使って確認してみました。
杉板は若干赤みがかった木材ですが、木目が詰まっていないのでウォルナットのビンテージワックスがとてもいい感じに仕上がることがわかりました。
まるで焼杉のような落ち着いた仕上がりだったので、嫁さんから依頼されているベッドのDIYでは迷わず採用することができそうです。
木材のバリエーションとしてはSPF材の方が多いので化粧用と構造用で杉板とSPFを組み合わせるのもいいかもしれませんね。
パイン材にウォルナットを塗るのはイマイチな結果でしたが、SPF材は杉板と同じくらいよい仕上がりになりました。
素材の味を活かしたDIYをするためには木材と塗料との相性も重要なポイント。
杉板にウォルナットのビンテージワックスはとてもおすすめです。
ぜひ参考にしてみてください。
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