里芋の収穫と来年用の種イモの選定・保存方法

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里芋の収穫

11月に入り里芋の葉も変色し始めたのでいよいよ収穫時期となりました。

今年の里芋の苗は昨年ホームセンターで購入して育てたものの孫イモを使って作ったのですが、なんとか収穫までこぎつけることができました。

収穫量としてはごらんの通り、それほど多くはありませんでしたが孫イモを使っても収穫できることなど得るものはあったので来年の栽培に生かして行けそうです。

ということで今回は里芋の収穫と来年用の種イモの選定・保存方法について紹介します。

 

里芋の収穫は株元より少し離れたところにクワ・スコップを入れる

里芋の収穫

小さな孫イモからの里芋栽培となりましたが、なんとか収穫できそうな生育まではたどり着くことができました。

でも、背丈ほどもありそうなくらいに生い茂っている畑なんかと比べるとものすごい差がありますね。

いつかはそれくらいまで生育してみたいですが、トライ&エラーが必要となりそうです。

里芋の株元にスコップを入れる

里芋は株元の周辺に塊になってイモができます。

このため、株元にザクっとクワをいれてしまうとイモを傷つけてしまうことになるため、株元から少し離れたところにクワを入れ、土ごと持ち上げるようにして収穫します。

うちの場合はそれほど大きくは成長していなかったのでスコップで掘り返しました。

収穫した里芋

とりあえず2株だけ収穫してみましたが、食べられそうなサイズの里芋もついているので一安心です。

収穫量は多くはありませんが、自前で準備した孫イモの苗から収穫までこぎつけられたことは大きな収穫ですね。

 

里芋の収穫は9月~11月となりますが、霜が降り始めるくらいまでは栽培することができます。

遅くとも茎が枯れ始めたら収穫するようにしましょう。

食べずに来年の種イモにするのであれば急いで収穫しなくてもOKですよ。

 

里芋の収穫量は種イモが大きい方が増える

里芋の収穫

今年の里芋栽培は昨年収穫した里芋の孫イモを使って苗を作りからはじめました。

うちの家庭菜園では種は買うのではなく前年のものを使って自前で準備するのをモットーに栽培しています。

理由はもちろんその方が楽しいから。

ですが、里芋もそんなにたくさんの株数を栽培できるわけではないため、どうしても食べやすいサイズの子イモはすべて食べてしまって、食べるのには小さすぎる孫イモばかりが残ってしまいます。

必然的に小さな種イモから栽培をはじめることになるのでどうしても収穫量は減ってしまうことになります。

大きな種イモから苗を作れればいいのですが、これはうちくらいの家庭菜園のサイズでは結構厳しいと感じていますので、種イモの数を増やすことで収穫量も増やしていこうと考えています。

 

来年用の種イモとして親イモと孫イモを貯蔵しておく

里芋の親イモと孫イモ

今年も植え付けた里芋の苗は少なかったので食べられそうなサイズのものはどうしても食べるのを優先してしまいます。

そうなるとまた来年の苗に困ることになるので、先に来年用の種イモをより分けておきます。

本来であれば種イモにするのであれば掘り上げずに地中に保存しておくのがいいのですが、食べられるサイズは食べてしまいたいので掘り上げてしまいました。

来年用の種イモは、

  1. 親イモ×2個
  2. 孫イモ×5個

を確保しました。

里芋の種イモは大きいほど収穫量も多くなるので1番大きな親イモは来年用の種イモとして保存します。

孫イモは小さいのでほとんど食べるところもないから種イモとして活用します。

ただし、孫イモの収量はそれほど多くならないと思うので、若干密植気味に植え付けて単位面積当たりの収穫量を上げる作戦で進めます。

まだ収穫していない里芋が2株あるのでそちらからも種イモを確保して来年は今年の倍以上の植え付けを目指したいと考えています。

種イモは土の中に埋める or もみ殻+段ボール/発泡スチロールなどで保管する

収穫した里芋を来年用の種イモにする場合、春先の植え付けタイミングまでは保管しておく必要があります。

里芋は耐寒性があまり高くないので冬の寒さにあてられて腐らせてしまわないように注意する必要があります。

  1. 土の中に埋めて保存する
  2. ダンボールは発泡スチロールに入れて保存する

こんな感じで保管すればOKですが、土の中に埋めて保存する場合は湿気で腐らせてしまわないように注意が必要です。

ダンボールに入れて保管する方法もありですが、断熱性の高いダンボールでもどこに置くか次第で温度も大きく変わってきます。

昨年はダンボールの代わりに発泡スチロールの中にもみ殻を敷き詰めて種イモを保存したところ、無事発芽して種イモとして使うことができました。

土の中に埋めるよりも簡単に保存できるのでダンボール or 発泡スチロールがおすすめです。

里芋をおいしくいただきつつ、来年用の種イモも保存しておこう

今回は里芋の収穫方法と来年用の種イモの保存方法について紹介しました。

収穫は正直なところ掘り返すだけですし、種イモの保存方法もざっくり言えばダンボールや発泡スチロールに入れておけば大丈夫です。

ただ、私の住まいが九州というのも保存が簡単な理由の1つだと思いますので、寒さの厳しい地域ではただダンボールや発泡スチロールに入れて保存するだけでなく、もみ殻や新聞紙などでより保温できる環境を作ったうえで寒くなりにくいところで保存してあげるといいでしょう。

といっても、外気に当たらなければ大丈夫だと思うので玄関先で十分だと思います。

里芋の種イモは購入すると思ったよりも値段が高いので、全部食べてしまうのではなく来年の収穫を見越して種イモも保存しておくのがおすすめです。

みなさんもぜひ試してみてください。

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