収穫後やスーパーで購入してもできるニンニクの栽培方法

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ニンニク栽培

ニンニクのニオイ・味はくせになって料理に欠かすことができない香味野菜です。

ニンニク特有のニオイは畑の害虫も遠ざけてくれる上に土壌の消毒効果もあるためコンパニオンプランツとしてもとても優秀です。

ニンニクを使う料理は結構多いので家庭菜園で栽培できれば惜しみなく使うことができるのでおすすめです。

ニンニクの栽培はそれほど難しくないですし、なにより1片(かけ)から手軽に栽培をはじめることができます。

ということで、今回は収穫後やスーパーで購入してもできるニンニクの栽培方法について紹介します。

 

ニンニクは1片を種として植えれば栽培できる

ニンニクの芽

ニンニクはじゃがいも栽培と同じようにニンニクそのものを土の中に埋めて栽培します。

上の写真は収穫忘れ、というか生育不良で埋もれてしまっていたニンニクが芽を出していたので植え付けの際に掘り起こしてみたもの。

外の皮がないので「これなんだ?」とは思いましたが、芽の形・香りは完全にニンニクだったし、昨年栽培していた場所から出ていたので収穫忘れのニンニクで間違いなさそうです。

スポンジ球っていう生育不良のモノにも見えますが、いかんせん情報が少なくてよくわかりません。

 

ニンニクを1片植えるとこんな感じで芽が出て成長して、順調に収穫までこぎつけることができれば1片が5~6片に増えます。

ニンニクの植え付け方法

ニンニクの種

さっそくニンニクの植え付け方法を紹介します。

まずはニンニクの塊を1片ずつにばらします。

9月頃になるとホームセンターに種用ニンニクが並ぶようになりますが、スーパーで売っているニンニクからも栽培することはできます。

ホームセンターの種用ニンニクは少し割高ですが、スーパーのニンニクだと割安でたくさんの種用ニンニクを調達することができます。

上の写真のニンニクもホームセンターで買ってきた種用ニンニクではなく、昨年スーパーで購入したニンニクを栽培して収穫したものです。

そんなに差があるようには感じないのでスーパーで買ってきた方がいいんじゃないの?というのが個人的な感想ですね。

 

ちなみに紫ニンニクじゃなかったと思うのですが、こうやって並べてみると皮が若干紫がかっていますね。

まぁ、味はよかったので気にしないでおきます。

 

ばらしたニンニクの薄皮をむく

薄皮をむいたニンニク

1片にばらしたニンニクは皮がついたままだと発芽までに時間がかかってしまうので薄皮をむいてしまいます。

生育重視なら薄皮までむいてしまうのがいいですが、今回植え付け用に準備した40片の薄皮むきでも30分ほど時間がかかってしまいました。

40片×5個=200個の収穫を狙っていますが、もっと大量のニンニクを栽培しようとする場合は薄皮むきはかなり面倒になる可能性大です。

薄皮つきのまま植え付けても発芽しないわけではないので、あまりにも面倒な場合は省いてしまっても良いでしょう。

間隔はあまりあけずに植え付けてOK

ニンニクの植え付け

ニンニクの植え付けは株間15cm、深さは5cmくらいを目安に植え付けます。

ニンニクの栽培はそんなに株間をしっかりあけなくても十分育ってくれるので狭いスペースでも結構な量を栽培できます。

余りにも密植しすぎると肥料切れするし日当たりも悪くなるのでよくありません。

これくらいの間隔を目安に植え付けましょう。

 

写真を見る限り、小石がたくさんありますね・・・

今回はたい肥を切らしていた上にもみ殻もなかったので、ちょうど溜まっていた木の削りカスをいれています。

これでも効果はあるんだろうけど、若干不安ですね。

コンパニオンプランツとしてニンニクを植え付ける場合の注意点

ニンニクはコンパニオンプランツとしても優秀ですが、植え付けの際は日当たりがしっかりと確保されていることは注意しておいてください。

ニンニクは葉が茂るわけでもないですので、相手側の野菜によってはかなり日当たりが悪くなってしまう可能性もあります。

そうなると生育不良の原因になってしまいます。

 

コンパニオンプランツの宿命といいますか、メインで育てる野菜はしっかり育つことができるのですが、経験上ではコンパニオンプランツの方は日照不足で生育不良になりやすいので植え付けの際は注意しましょう。

植え付けから3週間経過:無事発芽して芽が伸びてきた

植え付けから3週間が経過して、植え付けたニンニクの8割ほどで発芽を確認できました。

1週間前は全然発芽していなかったのに、この1週間でかなり成長していました。

生育にばらつきはありますが、発芽の確認ができてホッと一安心ですね。

追肥のタイミングを逃さず、うまいこと育てていきたいです。

ニンニクを育ててみよう

今回はニンニクの栽培方法・植え付け方法について紹介しました。

ニンニクに限りませんが、種イモのようなタイプを植えて栽培する野菜はホームセンターで売っているものを買わないといけないように感じますが、実際はスーパーで売っているニンニクからでも栽培することができます。

もちろん、収穫したニンニクを取っておいて種として植え付けても栽培することは可能です。

私は発芽重視で薄皮をむいて植え付けるようにしています。

 

今年植え付けたニンニクは全部で40片。

5片に増える計算で200片は収穫できるという皮算用ですが、実際はもうちょっと減るのと種用として取っておく必要もあるので100片くらい食べられればいい方ですかね?

3日に1個と考えればちょうどいいくらいの量に感じますね。

ニンニクの栽培は手がかからずとても楽チンですし、夏野菜の栽培がはじまる頃には収穫して畝をあけることができる優れ野菜です。

まだ植え付けは間に合うのでぜひ試してみてください。

icon-caret-square-o-right収穫前はNG!ニンニクの追肥タイミング

 

収穫前はNG!ニンニクの追肥タイミング
ニンニクは9月頃に植え付けてから翌年5~6月に収穫するため、非常に栽培期間が長いですが植え付けて発芽さえしてしまえばそれほど手もかからない野菜です。 長期保存できますし、収穫前に伸びてくるニンニクの芽もおいしく食べることができます。 スーパーで売っているニンニクをそのまま植え付けても栽培ができるので非常にお手軽感のある野菜でもあります。 手のかからない野菜ではありますが、2回をめどに行う追肥はしっかり行っておかないと生育不十分なニンニクになってしまう可能性も。 ということで今回は収穫前はNG!ニンニクの追肥タイミングについて紹介します。

 

icon-caret-square-o-right【検証】植え付け時期を過ぎた冬に芽が出たニンニクを植えたら収穫できる?

 

【検証】植え付け時期を過ぎた冬に芽が出たニンニクを植えたら収穫できる?
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icon-caret-square-o-rightさつまいもの収穫時期と収穫・保存方法

 

さつまいもの収穫時期と収穫・保存方法
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