しっかり育てるタマネギの種まき・苗作りと植え付け方法

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タマネギの種まき

秋まきでじっくりと育てて初夏に収穫するタマネギは晩成種であれば保存性も高く、1年分まとめて栽培しておきたいくらいです。

タマネギの根に集まる共生菌は抗生物質を出すので土壌の殺菌消毒の作用もあるため、とりあえず空いた畝があればタマネギの苗を植えておきたいくらいの秋のおすすめ野菜です。

ホームセンターでタマネギの苗を買ってくるのが1番手っ取り早くはありますが、100個・200個と大量に栽培したいのであれば種から育てるのが断然経済的です。

ということで今回はしっかり育てるタマネギの種まき・苗作りと植え付け方法について紹介します。

 

タマネギは早生・中生・晩生で保存期間が変わる

タマネギ

タマネギの種類はざっと3種類にわけることができます。

  • 早生(わせ):春先に出回る新タマネギのこと。水分量が多く保存がきかない。
  • 中生(なかて):早生と晩生の間に出回るタマネギのこと。早生よりは保存がきく。
  • 晩生(おくて):スーパーで手にするのはこのタマネギ。1年ほどの保存が可能。

新タマネギは辛味も少なく、フレッシュなままサラダにして食べてもとても美味しいですね。

その分、水分量が多いので保存がききにくいデメリットがあります。

タマネギに限らず、長期保存が可能な野菜は水分量が少なく、水分量の多い野菜ほど旬が短くなりやすいですね。

中生の見分けは難しいかもしれませんが、スーパーで1年中売っているタマネギはだいたい中生・晩生のタマネギになります。

長期保存がきくので都度出荷されて市場に供給されていますね。

タマネギは早生・中生・晩生で植え付け時期が異なる

早生のタマネギは収穫時期が3~4月と早いので植え付け時期も早くなります。

中生や晩生のタマネギは早生に比べると2週間ほど遅くてもOKとなります。

植え付け時期が異なるといっても2ヶ月もずらすことができるわけではなく、どんなにがんばっても1ヶ月くらいだと思います。

  1. 早生:11月中旬~植えつけ
  2. 中生・晩生:11月下旬~12月中旬から植えつけ

11月中旬くらいになってくると秋野菜の準備も大体完了しているので、最後の仕上げにタマネギの植えつけをおこなうようなイメージですね。

大株はとう立ちしやすいので時期を守って種まきする

ネギ坊主

タマネギのとう立ち条件は一定の大きさに成長してから冬の寒さにあてられることです。

このため、早めに種まきして株を大きく育ててしまうと春先にとう立ちしてしまって満足な収穫ができなくなる可能性が高くなります。

逆に種まきが遅れて株が小さな状態で植えつけないといけない場合、寒さに負けて生育が悪くなってしまったり枯れてしまったりする可能性があります。

 

夏野菜なんかは生育が早いほど収穫の始まりも早く、そして栽培期間も長く確保することができますが、タマネギ栽培に関しては植えつけ時期までに大きく育てすぎないことがポイントになってきます。

種を購入した場合は袋の裏に種まき時期が載っていますので、そちらを厳守するくらいのイメージで種まきするようにしましょう。

タマネギは畝に筋まきして育苗からはじめる

タマネギの種まき

タマネギは苗を購入することもできますが、もちろん種から育てることもできます。

たくさん収穫したいのであれば種から育てるのがリーズナブルでおすすめです。

タマネギは収穫時期こそタマネギらしい葉を大きく茂らせていますが、栽培初期はひょろひょろの葉が2~3本程度生えているだけです。

種まきがはじまる9月頃はまだ夏野菜の撤収が終わっておらず畝も空いていないパターンも結構な確立であると思います。

栽培初期はスペースが必要ないので50cm程度の狭いスペースでもいいので畝を作って種を筋まきして育苗をはじめましょう。

 

上の写真の赤丸の中に黒い種がありますが、これがタマネギの種です。

筋まきにしてもちょっと密集しすぎな気もしますが、ある程度の大きさに育ったら畝に定植していくの密植でもOKです。

タマネギの種まきが終わったら土を薄くかけて水やりする

タマネギの畝

タマネギは嫌光性種子ですので発芽に日光は必要ありません。

種まき後はある程度厚めに覆土してもよいですが、栽培初期はひょろひょろなので10mm以内を目安に浅く筋まきしていきましょう。

種まきが終わったらしっかりと水やりをします。タマネギの種は小さいので覆土が薄すぎると流れてしまいますので、浅くまきすぎないように注意しましょう。

最後に乾燥防止のためにもみ殻をかけて終了しましたが、もみ殻がない場合は不織布を土の表面にべた掛けしてあげるのも有効です。

タマネギの種の発芽率はかなりいいのでそんなに神経質にならなくてもしっかり発芽はしてくれるはずですよ。

タマネギの苗が鉛筆サイズに成長したら定植する

成長したタマネギの苗

種まきから2ヶ月ほど経過してようやく苗らしく成長してきました。

といっても、市販のタマネギの苗に比べるとまだまだひょろひょろです。

タマネギの苗は鉛筆くらいの太さになったら定植の目安となります。

写真くらいだとまだ少し細いですが、11月も中旬に差し掛かってきたので定植していきたいと思います。

タマネギの苗を掘り起こす

タマネギの苗はスコップなどで掘り起こして別の畝に定植していきます。

これくらいのサイズのタマネギの苗だとそれほど根もビッシリ張っているわけではありませんし、少々根が傷んでも問題ないくらい活着性がよいのがタマネギの特徴です。

株元から少し離れた位置にスコップなどを入れて苗を掘り起こしましょう。

タマネギの苗は深植えしすぎないように定植する

定植するタマネギの苗

スコップで株元を掘り起こすとこんな感じで苗を抜き取ることができます。

タマネギの苗床はカチコチにならないように腐葉土多め+もみ殻を入れていたので思っていたよりフカフカでした。

おかげで根もほとんど傷つくことなく抜き取ることができました。

タマネギの苗の植え方

タマネギの苗はあまり深上にならないように3cm程度の深さを目安に定植していきます。

葉が分かれている部分は成長点になるので、成長点が土に埋まらないように気を付けながら定植していきましょう。

タマネギの苗を植えたあと

植え付けが終わったら株元をしっかり鎮圧して土と根の間に隙間ができないようにします。

苗がひょろひょろすぎて定植直後は畝の上に倒れているような形になりますが、根がついてきたら立ち上がるので気にしなくてもOKです。

タマネギの苗を見たことがある方はわかると思いますが、ホームセンターではタマネギの苗は土に植わった状態ではなく束ねられて売られていますよね。

定植できるサイズに育ったタマネギの苗は意外と乾燥に強いですので、定植がうまくいかずに枯れてしまうなんてことは滅多にありません。

慎重になりすぎなくてもしっかり育ってくれるので安心してください。

タマネギは握りこぶしよりも少し広いくらいの間隔で密植する

タマネギは密植できる

タマネギの苗は15cm程度の間隔をあけて植え付けます。

イメージは握りこぶしより少し広いくらいの間隔ですね。

そんなにしっかり株間を取らなくてもしっかり成長してくれるのがタマネギのいいところですし、栽培スペースが小さくてもたくさん収穫できるのは家庭菜園にとっては嬉しいですね。

植え付けの前に写真のように穴をあけておくと植え付け間隔が広くなったり狭くなったりしないのでおすすめです。

抵触の終わったタマネギの苗

こちらが定植の終わったタマネギの苗です。

うーん、ひょろひょろすぎますね・・・あとはあっちこっち向いて倒れているので見た目がなんとも。

あとはしっかり根付いてさえくれれば1週間程度で葉が立ち上がってきます。

極度に乾燥しないようにだけ注意して見守りましょう。

タマネギは種から楽しく栽培しよう

今回はタマネギの種まき・苗作りと植え付け方法を紹介しました。

タマネギ栽培は苗を買ってくるのが1番楽ですが、種からも育てることができますし、しっかりと大きく育てることもできます。

たくさん栽培したいなら種から育てる方がリーズナブルなのでおすすめ。

適宜追肥をおこなって肥料不足にならないようにしてあげれば春先にしっかり育ったタマネギを収穫することができます。

家庭菜園でも十分育てることができるので試してみてください。

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