種から育てるシリーズの今回は夏場の薬味として欠かせない大葉の種を実生させます。
今回使用する種は昨年育てた大葉の苗がとうだちした際につけた種を収穫したもの。
ここから発芽に成功すれば今年も種の収穫までたどり着けるかもしれません。
そうするとこれからは大葉をタダで楽しむことができますね。
大事な発芽チャレンジ、気合を入れて取り組んでいきたいと思います。
ということで、今回は【初心者でもできる】種から育てる大葉の実生方法を紹介します。
大葉の種を1日水に浸す
これまでのシリーズを読んでいただけた方はご存知だと思いますが、収穫しておいた種から発芽させる際は1日水に浸しておくことで発芽率をよくすることができます。
この写真は大葉ではなく、イチゴの種を実生させるために水に浸した際のもの。
ちょうど大葉の写真を撮り忘れていた失態ですが、似ている絵面のもので代用です。
種を1日水に浸しておくことで「これから発芽しますよー」という合図をくるようなイメージをしてください。
この手順を踏むことで種が柔らかくなって発芽しやすくなります。
ただし、何日も水に浸していると種が窒息してしまい死んでしまうので、必ず1日を守るようにしてください。
「何時間」という目安はありませんが、2~3日も水に浸しておく必要はないので丸1日ほどを目安にするとOKです。
大葉の種を水に浸したキッチンペーパーに包む
1日水に浸した大葉の種は水に浸したキッチンペーパーで包みます。
ただ、大葉は好光性種子(こうけんせい)なので発芽するためには日の光が必要です。
キッチンペーパーで厚く包んでしまうと光が当たらなくなってしまうので、種が乾かないように軽く覆ってあげる程度がベスト。
私はティッシュペーパーを折りたたんで上から被せました。
下に種が透けて見えるくらいなので光も十分に透過してくれるはずです。
大葉に限らず種の小さいタイプの野菜はとにかく発芽させるのが難しいです。
難しいというか、乾燥させてしまって発芽しないことが多い印象・・・
実はこの実生方法の前にも水に1日浸した後に土にまいたものがありますが、さっぱり変化が見えなかったので再チャレンジしたのが今回になります。
あとは種が乾かないように定期的に水分を補給してあげながら発芽するのを待つだけです。
無事、大葉の種の発芽を確認
発芽までにかかった日数を正確に覚えていないのですが、だいたい1週間ほどだったと思います。
小さいですが緑色の葉がしっかりと見えていますね。
大葉の種はイチゴの種と同じくらい小さいので、すぐに土に植えると枯れてしまう苗が多数出ることが予想できます。
しっかりと生育するまではイチゴの種で取り組んだ簡易水耕栽培で育てていくのが確実そうなので順次移してあげることにします。
簡易水耕栽培の手順は激落ちくんのようなスポンジに切れ目を入れて発芽した大葉の苗を挟んであげるだけです。
水切れにもなりにくくしっかりと日に当ててあげることができるので枯らしてしまう可能性はグッと抑えることが可能ですよ。
大葉は種から育てることができます
今回は大葉を種から実生させる方法について紹介しました。
大葉の種は市販でも入手することが可能ですが、発芽させて抵触できるくらいまで成長させるのは結構難しい部類に入るんじゃないかと思います。
実際に種を購入してトライしてみたわけではないので想像でしかありませんが、早播きしてしまうと気温が低くて発芽しにくいでしょうし、まけば次から次へと発芽してくれるタイプでもなさそうなので苗を買うのが1番楽ではありますね。
大葉はとうだちすると1株からたくさんの種を収穫することができるので、できるなら収穫した種を使って翌年の苗を育ててみたいですよね。
まだ発芽に成功しただけで育苗も慎重に行う必要がありますが、まずは第一段階クリアです。
皆さんもぜひトライしてみてください。
成長してきた大葉の苗を土に植え替える際の参考に。イチゴの種から発芽した苗を移し替えるときの注意点
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