戸建て購入に伴い、予算の都合でいろいろとDIYしなければならないことがわかってきましたので練習がてらテーブルをDIYしてみました。
寝ながら構想を練ったりとなかなかに適当に考えた割には普通な出来になったので一安心。
子供たちにボールペンで落書きされたりしていますが、そこはご愛敬です。
今回は【初心者でもできるDIY】1×4材だけでつくるお手製テーブルを紹介します。
DIY入門編としてはちょうどいいのでおすすめです。
杉板とビンテージワックスの相性はいい?SPF材、パイン材とも比較してみます。
シンプル重視で1×4材(ワン・バイフォー)のみを使用して作製
今回購入した木材はホームセンターで簡単に手に入る1×4材(ワン・バイフォー)のみ。
1×4材といわれてもピンとこないと思いますので簡単にまとめると、
木材の規格表 | |||
1×1材 | 19mm × 19mm | 2×2材 | 38mm × 38mm |
1×2材 | 19mm × 38mm | 2×4材 | 38mm × 89mm |
1×3材 | 19mm × 63mm | 2×6材 | 38mm × 140mm |
1×4材 | 19mm × 89mm | 2×8材 | 38mm × 184mm |
こんな感じです。
読み方は1×4ならワン・バイ・フォー。
「×」をバイと読んで、残りは英数字の読みにすればOK。
今回使用するのは赤文字の1×4材のみにしました。
足は若干細くなってしまいますが、
- 材料の余りが出にくくなる
- すべて同じ寸法なので考えやすい
というメリットがあります。
1×4材を使用するサイズにカットする
まずは購入した1×4材を製作するテーブルサイズに合わせてカットしていきます。
カットしていくといっても適当にカットしていくわけにはいかないので事前に図面を書いておくのがベターです。
図面っていうとハードルが高いように感じますが手書きでざっくり決めてしまえばOKです。
私の場合は仕事柄CADは普段から使っているのでフリーソフトでサクッと書いてしまいました。
でも、製図をしたことがない方はCADを使ってどうこうなんて考えずに手書きで構図を考えて、「これくらいの高さでいいかな?」というくらいで決めてしまいましょう。
ケガキ線をいれて、線に沿ってカットしていく
まずはカットする寸法に合わせてケガキ線を引いていきます。
線を引くのは鉛筆で十分です。
ケガキ終わったらカット開始。
まずはケガキ線の端をノコギリでガリガリと削って溝を作ります。
溝がないとノコギリが入りにくいしまっすぐ進みにくいので、切りはじめはノコギリでガリガリして溝を作るのが簡単です。
カットし終わった木材がこちら。
遠目から見る分にはきれいにそろっていますね!
まぁ、こんなもんでしょう。
ちなみに、ノコギリはこんな感じの小さいものでも十分でした。
ただし、これは1×4材だから簡単だっただけだと思うので、2×4材よりも大きいようなサイズをカットする場合はもっと大きめのモノを準備するか、本格的にDIYするのであれば電動のこぎりを購入する方が楽ですね。
ビス止め用の下穴開けをする
木材をカットしたらビス止め用の下穴をあけておきます。
ビスはそのままねじ込むことも可能ですが、割れを防ぎたいのであれば下穴をあけておいた方が安心です。
ビス止めは板と板をビス=ねじ切りのボルトで止めていくことになりますが、上の図のイメージで説明すると、上側に挟んでいる板に対してはビスのネジ部分で止まっている必要はなく、ビスの皿の部分でしっかりと挟めていれば問題ありません。
このため使用するネジは半ネジ=ビス長さの半分にネジが切ってあるものを選んだ方が固定しやすくなります。
ビスの下側の板へのねじ込みは上側の板=挟む板の2~3倍程度、もしくは20mm程度はねじ込むのが理想です。
少なくとも挟み込む板と同じ長さはねじ込んでおきたいですね。
しかし、今回はすべて1×4材を使用しているので板厚分を確保するのも困難・・・
それほど強度が必要ない用途にしか使わないテーブルなので、ねじ込み長さ15mmでギリギリを狙ってみました。
下穴開けはどうやっても電動ドリルが必要になるのでDIYするのであれば最低限準備しておくのがベターです。
カットした材料をやすりがけしてトゲなどを取り除く
カットした材料はやすりがけしてトゲ・ささくれなどがないように磨き上げます。
といってもホームセンターで購入する1×4材はある程度は表面の整ったものだと思いますので、トゲをなくすというよりは手触りがよい状態に仕上げていくイメージです。
私が使ったのはかみやすりの240番で1度磨き上げ、次に400番で仕上げ磨きをしました。
これで十分に表面はすべすべになりました。
ちなみに、磨き上げる量にもよりますが私はサンダーを持っていなかったので全部手で行いましたが、このやすりがけが1番手間がかかりました。
- やすりがけの量が多い場合はサンダーを使用する
- 量が少ない場合やコストを抑えたい場合は紙やすりを使用する
こんな感じで使い分けてみるといいはずです。
紙やすりはとても安く、1枚20円程度で手に入ります。
サンダーがあればとても便利ですが、どうしても初期コストが気になるので絶対におすすめというわけではありません。
時間を短縮したいのであれば断然サンダーの方がおすすめなので予算と相談して決めてみてください。
仕上げ塗装をする
木材のやすりがけが完了したら仕上げ塗装をやります。
私の場合は塗料が届いていなかったので休日中に作り上げておきたかったなどの理由から塗装しないまま完成させていますが、
- きれいに仕上げたい
- 長く使っていきたい
のであれば先に塗装しておく方がベターです。
塗料には見栄えをよくするだけではなく外部環境から木材を守る役目もあるので、塗り残しや塗りムラができやすい完成後の塗装は手直し程度になるようするのがおすすめです。
私はビンテージワックスのウォルナットで味のある仕上がりにして落書きを目立たないようにしました。
角などの塗りにくいところから始めて全体に塗っていく
ビンテージワックスを塗る際は角から塗っていきます。
別に角から始めなくても問題はないですが、1番塗りにくい角から塗っていく方が始めやすいですね。
細かい部分を塗る際は歯ブラシを使うと塗りやすいです。
角からはじめて全体に満遍なく塗っていきます。
この画像だとかなりのっぺりと塗ってしまっていますが、これは少々失敗でした。
息子氏も手伝ってくれたのですが、彼は超べた塗りでワックスの消費が激しかったです・・・(父は楽しかったからOKだよ)
塗り終わったら30分ほど乾かして乾いたタオルなどでふき取っていきます。
ふき取る際に塗り込みながら表面についた余分なワックスは取り除いていくのでそれほどべた塗する必要はありません。
これがふき取ってみての感想ですね。
ふき取る作業は野球のグローブのワックスがけと似ていましたね!
塗り終わったらこんな感じに変身しました。
素材色のシンプルな状態からアンティーク調のシックな感じになりましたね。
塗り終わった直後はどんなに乾拭きしてもワックスがついてくるので24時間ほど乾燥させてあげると色合いも落ち着いて乾いていきます。
乾ききるまでは服に色がついてしまう恐れがあるので気をつけましょう。
木ねじのビスで組み立てていく
ここまでくればあとはビスで組み立てていくだけです。
ちなみに、私はビスをねじ込んでいく板の方には下穴加工はやっていません。
理由は、
- 挟み込む板とねじ込む板の下穴位置を正確に合わせる自信がなかったから
というだけです。
下穴をあけていれば木材が割れる心配が減りますが、きれいに下穴寸法を出して加工しないと下穴位置がずれてしまう可能性があります。
そうなるとしっかりとビスが止まらない恐れもあります。
寸法出しに精を出しすぎるとすごく手間がかかってしまうので最低限のリスクは取り除いてから組み立てるようにすると面倒でたまらない、なんてことにはならないですね。
1×4材だけで作るテーブルの完成
塗装はまだ終わっていない姿ですがひとまず1×4材だけで作るテーブルは完成です。
パッと見は普通な仕上がりになっていると思いませんか?
細かいところを見ていくともう少し磨き上げが必要な部分もありますがこれで十分使えます。
テーブルづくりにかかった費用は総額2,113円。
スリムねじは木ねじのビスのことですが、当然使い切れるわけもなくこれからも使うので初期投資みたいなもの。
1×4材は6枚買っていますが、完全に計算ミスをしてしまい1枚丸々余ってしまいました。
なので実際にかかった費用は1,810円。
ここにヴィンテージワックスをメルカリで購入したので1,400円追加で合計3,210円。
これだけで広さ80cm、奥行き45cmのテーブルができれば悪くないような気がしますね。(製作時間を考えなければ)
実際にDIYしてみた気づき
このカットし終わった板に下穴をあけるためにケガキ線を1本1本引いていきましたが、
正直、効率を考えるならざっくり作ってしまった方が早かったです。
たとえば、上に載せている板は合計5枚なのですが、ざっくり切ってしまって足にビス止めしてしまい、あとからノコギリでカットしていった方が長さもあわせやすいですし寸法確認してけがいて・・・という工程をバッサリとカットすることができます。
足を囲んでいる補強板も1×4材の幅89mmの範囲内である程度ざっくりビス止めしてしまえばいいので、それほど正確な下穴明けはいりませんでした。
でも、足の高さだけはあとで調整するのが難しいのでしっかりと寸法を測ってカットしておいてよかったです。
補強板の面は足の面と同じ高さにしているので角と角をあわせて組み立てていけばよいだけ。
これは組立の際に細かい寸法を気にする必要がなかったのでメリットでした。
DIYでテーブルを作るのは難しくない
今回は1×4材を使って作るDIYテーブルについて紹介しました。
コンセプトは材料を1種類しか使わずにシンプルにつくること。
テーブルの脚も1×4材で作っているので強度としてはそれほど強くありません。
特に長手方向の力に対しては弱そうな感じですが、もともとそれほどの強度が必要な使い方はするつもりがなかったので問題ありません。
1×4材のカットは手持ちの短いノコギリでも簡単に行うことができたので全体的にとてもハードルが低いDIYだったな、というのが感想です。
- 木材のカットは小型ノコギリでも可能
- ビス止めの下穴開けには電動ドリルが必要
- やすりがけには時間がかかるので電動サンダーがあった方が便利
これが今回の簡単DIYでの気づき点です。
カットする量がそれほど多くはなかったので小型のノコギリでも十分対応できました。
次に挑戦したいのは一気にハードルが上がるウッドデッキなのでさすがにノコギリでやってたら時間が足りないかもしれませんが・・・そちらはまた今度チャレンジした際にUPしますね。
1×4材だけで作るDIYテーブルはDIY入門としてはちょうどいい難易度なのでぜひ試してみてください。
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