家のお風呂で露天風呂に入れたら最高なんですが、なかなか自宅に露天風呂を完備しているご家庭は少ないですよね。
でも、お風呂のガラスを透明ガラスにして坪庭を設ければ露天風呂に近い気分を味わうことができますよね?
ということで、我が家のお風呂は透明ガラスに決定したのですが、さすがになんの目隠しもないと外から丸見え。
私のお風呂シーンなんて除く人はいないと思うのですが、嫁さんのお風呂シーンを近隣の方に大公開してしまうのは大問題なのでお風呂の坪庭に目隠しフェンス塀を作ることにしました。
なかなか骨の折れる作業でしたが素人DIYでもしっかり作れるので参考にしてみてくださいね。

基礎から作っていくのは結構ハードでした。

がんばってくれたおかげでステキなお風呂になってよかったわ♪
(段ボール貼ってる期間長かったけど・・・)
【DIYで作る】露天風の坪庭お風呂の目隠しフェンス塀の作り方 <製作編>

どんなフェンス塀が必要なのか状況確認をする
ちょうどよい写真がなかったのですが、こちらが我が家のお風呂です。
窓ガラスがすりガラスではなく、透明ガラスなのでバッチリ外から丸見え状態になっていることがわかります。
しかも、我が家は一段低いところに建っているので後ろの家からは見下ろす形になっているという、とにかく見られやすい作りになっています。
といっても、真後ろは空き家、さらに後ろは見えそうなところに窓があるワケでもないのでうまく隠すことさえできれば露天風呂っぽく仕上げることができそうです。
外から見るとこんな感じで、窓枠の上の部分は2.5mほどの高さになります。
一応モザイクかけていますが、3mほど奥に進むとお隣さんとの隣地境界線があります。
これをうまく囲って隠していくのが今回のミッションです。
部材調達のために簡単な図面を描いてみる
我が家のお風呂まわりの状況をまとめるとこんな感じです。
- 後ろの家は一段高い位置に建っている
- お風呂の窓枠上側部分は約2.5mの高さにある
- 3m奥には隣地境界線がある
簡単な構造に仕上げたいのであれば3mくらいの高さのフェンス塀を作ればよさそうですが、3mって結構高いですよね。

我が家は九州在住なので毎年台風がやってきます。

テキトーなフェンス塀を立ててしまうと台風でマイホームや隣家に被害が出てしまう可能性もあるので、しっかりと構造を考える必要がありそうね!
ここのところの自然災害の脅威は半端ではないですが、九州在住であることを考えると台風に十分に耐えられるだけのフェンス塀にしておく必要があります。
ある程度の条件は見えてきたのでざっくりと書いてみたのがこちらの設計図。
会社のCADを拝借してきれいに書くことも考えましたが、思いついたタイミングでちゃちゃっと手書きで書きだしてみました。(会社のCADを使うのは一応NGですよ・・・)
75×75mmの角材は2mのものじゃないと車に積めなかったのでこの状態だと隠しきれていない状態です・・・
まぁ、あと500mm分くらいは継ぎ足しでうまいことやります!
とりあえずこの段階では柱材を購入できる程度の情報さえあればいいと思いましたのでこんな程度になっています。
木材・塗料など必要な材料を調達する
ざっくりですがフェンス塀の柱構造は検討できたので材料の調達に出かけました。
今回購入するのは、
- フェンス柱用の角材
- 防腐・防カビ・防虫用塗料
- 基礎用の束石
- 基礎パッキン
- 柱固定用金具・ビス
となります。
といっても、検討しているのと実際にモノを見てみるのとでは感覚が違ったのでホームセンターでは結構時間を要しました。
フェンス用角材は75×75mmと60×60mmを購入
まずはフェンス用柱に使う角材ですが、簡単にホームセンターで購入することができる、
- 75mm × 75mm 杉ディメンション材
- 60mm × 60mm 杉ディメンション材
を選びました。
素人がDIYする際に困るのが木材の調達だと思いますが、材木店なんかにいってもじっくり時間をかけて選ぶ(悩む)のはなんとなく気が引けてしまいます。
もちろん、プロに相談しながら選ぶことができるメリットはありますが、モノの良さとコストを天秤にかけることになるのでなんとなく選びづらさがありそうですよね。
ここのところは仕事が忙しかったので、こちらの都合で利用しやすいホームセンターでの購入にしました。
塗料は安定のキシラデコールを購入
屋外に設置する木製フェンス塀なのでハードウッド以外の木材であれば防腐・防カビ・防虫の塗料を塗っておくのが安心です。
今回購入した木材は杉なのでカテゴリでいえばソフトウッドになります。
実際に触ってみたりしたら簡単にわかりますが、杉はかなり柔らかいです。
すぐに傷は入るし、凹みます。
その代わりやすりがけはスムーズです。
とにかく柔らかいということは耐久性に疑問符が付くと考えてよいのでキシラデコールなどの塗料で補ってあげる必要があります。
キシラデコールは屋外用塗料としては定番の塗料。
実績十分で信頼できる商品のようですが、DIY初心者としては類似製品との耐久性の違いなんかの判断が非常に難しいですよね。
キシラデコールは類似製品と比較すると価格が高いのがデメリットですが、とにかく確実性を重視して選びました。
結果として、思ったよりもたくさん塗れるのでそんなにコストは気になりませんでしたね。
独立基礎として束石を購入
背丈の低いウッドデッキでさえもしっかりとした基礎打ちを行っていることが多いことを考えると、この高さで基礎がないのはさすがにNGです。

基礎を作るってなると急にハードルが上がってしまう気がしますよね。

でも、台風が来ても飛んでいかないような構造にしてもらわないと困るわよ?
はい、私も正直、基礎を作るってなったところで「めんどくさいなー」と思ってしまいました。
でも、ホームセンターに行けば上の写真のような束石(つかいし)と呼ばれる、固定用金具が埋め込まれたブロックが売ってあります。
これを使えばハードルはぐっと下がるので、とりあえずホームセンターに行って探してみましょう。
束石のメリットは、
- 止め金具付の基礎なので施工がラク
- 凹んだ穴があるので水はけがいい
- いろんなサイズ・重さが選べる
基礎工事が楽になるだけではなく、水はけも良くなるというのも嬉しいですね。
数が多くなると運ぶのが大変というデメリットはあるものの、束石は基礎作りには欠かせないので購入しておきましょう。
ちなみに、束石は楽天市場やYahoo!ショッピングなどで購入するよりもホームセンターで購入した方が早いしコストも抑えられます。重いからですかね・・・?
束石との間に入れたい基礎パッキンも購入
束石の真ん中の凹み穴は水はけをよくする効果がありますが、基礎パッキンも入れておくことで水はけをさらによくすることができます。
この基礎パッキンは住宅の基礎と土台の間にも使われていることを考えるとオーソドックスで非常に有効性の高いシール材ということになります。
ただ、基礎パッキンは基礎に埋め込んだアンカーボルトを通すような形で施工されるので、束石に使うにはちょっと使いずらくなってしまいます。
イメージは上の写真のようになります。
一方、束石は端の方に止め金具がついているので基礎パッキンにあいている穴を使って固定するのは難しいです。
柱は抜け止めを準備して基礎パッキンの上に建てるだけにせざるを得ませんね・・・
こちらはまた後ろの方で紹介します。
束石基礎固定用のインスタントセメント(モルタル)を購入
今までの人生で何度も見たことはあるんだけど、実際に自分で使うことはなかったセメント作り。
今回は基礎を地中に固定するためにインスタントセメントを利用します。外構屋さんなんかはモルタルと呼んでいるもののことですね。
インスタントセメントはあらかじめセメントに砂を調合してくれているので、あとは水を混ぜるだけで簡単に使うことができる優れものです。
イチからセメントを作るよりも割高になってしまいますが、必要量が少ないならインスタントセメントを使った方が確実に楽です。
素人がセメントを作るより強度も安定するでしょうね。(セメントと砂の割合が最重要になるはずですが、素人にはうまく判断できない可能性も・・・)
あとはトロ船もあった方が確実に作業しやすいですね。上の写真はのんきにバケツなんて写してますが、こいつは本当に役に立たなかったです。
【まとめ】 坪庭フェンス塀の作り方-準備編-
今回はDIYで作る露天風坪庭フェンス塀の作り方の準備編を紹介しました。
準備編の紹介だけでもかなり長くなってしまったので、製作編まで書いちゃうと飽きてきちゃうと思いますので、このあたりでいったん区切っておきます。
フェンス塀を作るのはとても手間がかかりますし、
- どんな形にすればいいんだろう?
- どんな材料を選んだらいいのかな?
- これで強度とか大丈夫かな?
など疑問符だらけでとても苦労しました。
それでも、業者に選ぶよりも確実にコストダウンはできています。
作業時間はかかりますが、趣味の一環として考えれば悪くはないですね。
それでは引き続き、DIYで作る露天風坪庭フェンス塀の作り方の製作編もご覧ください。
【DIYで作る】露天風の坪庭お風呂の目隠しフェンス塀の作り方 <製作編>


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