酸味は強いですが甘くておいしいパイナップル。
私は1,2位を争うくらいに好きな果物ですが、これまでどのような形で実がなるのか見たことがありませんでした。
ヤシの実みたいなイメージかな?と思ったら木になるわけではなく、熱帯アメリカ原産のパイナップル科の多年草だそうです。
正直意外でしたが、このパイナップルは購入したパイナップルについているヘタの部分を使って挿し木して育てることができます。
収穫までは3年ほどかかるようですが、育てるのが難しいわけではないのでじっくり取り組むとしましょう。
ということで、今回はヘタを挿し木してパイナップルを育てる方法を紹介します。
パイナップルを育てると一気に南国感がでてきますね♪
パイナップルのヘタをカットする
今回使うのはパイナップルのヘタの部分ですので、実の部分は美味しく召し上がってください。
食べ終わった後のヘタの部分を、
果実は残っていても腐ってしまい、パイナップルのヘタの方も悪くなってしまう可能性があります。
このような感じで、できる限り果実が残らないようにカットしておきましょう。
この写真では少し水につけていたのですが、果実の部分をできる限りカットしてしまうとヘタの下の方が水に浸かってしまいます。
このため、思い切って水に浸かりやすい部分の葉もカットしてしまうのがおすすめです。
葉の枯れかかっている部分をカットする
私が挿し木したパイナップルのヘタの葉は先端部分が枯れかかっている鮮度が落ち気味のものでした。
枯れかかった葉の部分が残っていてもあまりいいことはありませんので、思い切ってカットして緑色の生きている部分だけにしておきます。
カットした後はこんな感じになりました。
数時間水に浸けていたあとなのでヘタが全体的に緑色で元気がありますね。
あとは根が出てくるのを待つだけ
あとは500mlのペットボトルを短く切ってヘタの下面が水に浸るように挿し木してあげて根が出るのを待つだけです。
あまり水に浸けすぎないようにしてこまめに水替えをしてあげましょう。
水に浸けて1ヶ月経過:水は吸い上げているようだけど根が出ない
ヘタを水に浸けて1ヶ月が経過しました。
ヘタは緑色をしているので枯れてはいないのですが根らしいものは生えてきません。
果実がわずかに残っていた部分はきれいになくなってしまって、なにやら繊維質のモノが見えてきました。
これが根なのかな?でもこれが水を吸い上げていることは間違いないはずです。
間でちょこちょこ液体肥料も上げていたのでなんとか持ちこたえているようです。
なんだか大きくなっているような気もしましたが、たしかに以前の写真と比べると葉が伸びています。
しかし、依然として根が出てこないのでポットに移して様子見することにします。
ひょっとしたら水+液肥では十分に成長できていない可能性もありますね。
クラウン付近から根が出てきた
ここまでで育てていたパイナップルは発根が確認できないままですがポットに植えてみたところ、無事発根して根がついているようでした。
しかし、冬を越せずに枯れてしまいました。
そして、上の写真は別で育てていたパイナップルですが、クラウン付近から発根しています。
草花というよりは木に近い根っこをしていますね。
パイナップルはヘタから育てることができます
今回は購入したパイナップルのヘタを挿し木して育てる方法を紹介しました。
特に難しい作業が必要なわけではなく、ヘタに残った不要な果実の部分をカットして水に浸けてあげただけですね。
あとはこまめに水替えをしてあげて根が出てくるのを待つだけです。
収穫までは3年ほどありますので、南国感を味わうための観葉植物としてゆっくり気長に育てていきましょう。
パイナップルは残念ながら1つのヘタから1つしか収穫できないので、順調に育ったとしても3年後に食べられるのは1つだけです。
しかし、脇芽部分を使って増やすこともできるのでもう少し量が食べたい方には脇芽の挿し木がおすすめですね。
まずは観葉植物としてパイナップルを育て始めてみてはどうでしょうか?
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