夏場8月種まきでも間に合う枝豆の栽培方法

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枝豆

夏野菜の定番枝豆の種を買った袋に書いている栽培期間は、

  1. 寒冷地・冷涼地:5~6月種まき,7~9月収穫
  2. 一般地:4~6月種まき,6~9月収穫
  3. 暖地:4~6月種まき,6~9月収穫

だいたいこのような感じで記載されていますが、7月以降に種まきするとどうなのか気になるところですね。

あえて試してみるようなことは考えていませんでしたが、収穫忘れですっかりカラカラに枯れてしまっていた枝豆が8月の大雨でまさかの発芽してしまっていました。

発芽してしまったなら育てるしかないのでチャレンジスタート。

ということで8月種まきの枝豆栽培について紹介します。

 

枝豆の夏場の種まきが難しい理由は高温と乾燥

発芽していた枝豆の種

なぜ夏場の枝豆栽培が難しい(というか種を買っても推奨されていない)かというと、

  1. 高温すぎて種が腐りやすく発芽させにくい
  2. 乾燥してしまうとサヤに実が入りにくい

こういった点が問題になりやすいためのよう。

私の場合は大雨の中で種が発芽してしまったので①の高温が原因の発芽不良についてはクリアしてしまっています。

ということは②の高温による乾燥さえ防ぐことができれば収穫まではたどり着けそうな感じですね。

要するに、①の高温が原因の発芽不良が枝豆を夏場に種まきして育てる上での最大ハードルのように見えます。

高温が原因であれば種まきポットに種まきして、温度が上がりすぎないような軽い日陰においてあげれば問題なく発芽させることができそうです。

畑に直播するケースは難しいのかもしれませんが、育苗してから定植するようにすれば大きな問題にはならなそうですね。

夏場に種まきするなら早生枝豆を選ぶ

枝豆の生育温度はこちらになります。

  1. 発芽温度:25~30℃
  2. 生育温度:25~30℃、10℃以下では生育が停滞する
  3. 開花時に15℃以下の低温にあうと実入りが悪くなる

開花してからサヤに実をつけ始めるので気温が15℃以下になるような時期にようやく開花を迎えていては十分な実入りが期待できません。

夏場の遅まきするのであれば早生の枝豆を選んで種まきするようにします。

遅まきでも発芽温度としては十分問題ないのですが、10月以降の気温が下がってくる時期までには開花を迎えられるような時期までに種まきする必要があります。

エダマメ種 東北早生みどり (1dL)[栽培用 種子 えだまめ 枝豆 トーホク]

 

夏場に雨が少ないと極端に乾燥するので水分管理を行う

苗に水やりをする

枝豆は水分が不足すると十分な実入りになりません。

トマトは水を絞ることで甘みが凝縮されますが、枝豆の場合は水分不足は収穫量の低下につながります。

夏場は比較的雨は多い時期ではありますが、何日も天気が続くと高温でじゃんじゃん水分が蒸発してきます。

開花後はサヤに実をつけていく段階になるので、乾燥しすぎないように水分管理をしっかり行うようにしましょう。

秋野菜の種まき時期にもかぶるので、種へのみずやりのついでに枝豆も乾燥させないように水やりするようにしましょう。

 

 

夏まき枝豆は10月に入り収穫期に

夏まきの枝豆

こちらは10月はいっての枝豆の生育状況です。

まだまだ暑い日が続いているので順調に鞘に実が入ってきています。

ちなみに、この枝豆の発芽は8/16ですので2ヶ月経たずに収穫期を迎えています。

鞘が膨らんだ枝豆

ここのところ雨が少ないので水やりは意識してやっていますが、いい感じに実が入ってきました。

株数はそれほど多くないので実の入った鞘を選んで収穫しています。

そろそろ株ごと抜き取ってもいいくらいですかね?

枝豆の最適な収穫期は数日しかありませんが、少々のブレは仕方がないと割り切って週末まで放置して美味しくいただくことにします。

夏まき枝豆は10月に入っても収穫できます

今回は枝豆を夏まきした場合の生育について紹介しました。

枝豆は春先~初夏あたりの種まきのイメージがあると思いますが、夏真っ盛りの8月の種まきでも十分収穫にこぎつけることができることがわかりました。

これだけ遅い種まきでも収穫できるのなら種まき時期をずらしながら長い期間にわたって枝豆を楽しむことができそうですね。

ぜひ夏まき枝豆の栽培を試してみてください。

エダマメ種 東北早生みどり (1dL)[栽培用 種子 えだまめ 枝豆 トーホク]

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