芽が出たさつまいもはもちろん食べられるし、ツルも食べられます

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芽が出たサツマイモ

秋が旬のさつまいもですが、最近では年中スーパーで買えますね。

買ったはいいものの、日持ちするのでまだいっか・・・とほって置いたら芽が出ちゃったなんてことも結構ありますよね。

芽が出てしまうと、

  1. まだ食べられるの?
  2. 毒はないの?

という2点は特に気になりますよね。

すでにタイトルで答えてしまっていますが、さつまいもは芽が出ても食べられますので安心してください。

ということで今回は芽が出たさつまいもが食べられるのかどうか、ツルまで食べるってどうやって?というところを掘り下げていきます。

 

ヒルガオ科のさつまいもは芽が出ても毒素がないため食べられる

さつまいもに芽が出てしまって「食べられるかどうか」が気になるのは芽が出たじゃがいもは食べられないのを知っているからですね。

  • さつまいも:ヒルガオ科、芽には毒素が含まれないので食べられる
  • じゃがいも:ナス科、芽や日が当たって緑色になった部分はソラニン/チャコニャンが含まれるので有毒

じゃがいもも長期保存が可能なので芽が出てしまうこともありますし、日に当たれば緑色に変わってしまいます。

芽が出る/緑色になったじゃがいもは毒素が含まれるので食べるのはおすすめできません。

芽が出た部分をしっかり取り除く、緑色の部分を落とせば食べられないことはないですが食中毒の恐れが高いので食べないようにしましょう。

 

一方、さつまいもはヒルガオ科でじゃがいもとは科が違います。

芽が出ても有毒ではないので食べることはできますが、芋の養分を使って芽が成長しているので味は悪くなっていきます。

食べるなら早めに食べてしまいましょう。

食べないなら苗づくり用のさつまいもとして使うこともできますよ。

さつまいもは気温が上がってくると芽が出てくる

さつまいもは25~30℃くらいに気温が上がってくると発芽条件がそろって芽が出始めます。

収穫時期は9月~11月頃の秋にかけてなので、一冬越して春の陽気を感じるようになると芽が出始めることになります。

さつまいもの保管は低温では腐ってしまうので基本的に常温です。

常温で保管するとどうしても気温の変化に敏感になってしまうので、野菜室に入れるのもOKです。

  1. 秋~冬場:常温保管
  2. 春以降:野菜室

さつまいもの保管はこんな感じで切り替えるのがおすすめです。

芽が出たさつまいもの食べ方

さつまいもの天ぷら

芽が出たさつまいもは芽を取り除けば普通に食べることができますし、芽自体も食べることはできるのでそのまま食べてもOKです。

ただ、芽が出たさつまいもは出ていないものに比べると味は落ちているはずですので天ぷらにして食べるとか大学イモにして食べるなど、味を加えて食べるのがおすすめです。

そんなに難しく考えずに、普通のさつまいもと同じように食べてしまいましょう。

 

さつまいもの芽とツルの食べ方

葉が開いてきた種イモ

芽が出たさつまいもは放っておくとこんな感じで芽が成長してきます。

こんな感じの状態だと芽を食べるといってもほとんど食べるところなんてありませんが、茎の部分の皮をむいてしまえばフキのような感じになるのでつくだ煮やおひたしにして食べることができます。

さつまいものツル

芽がこれくらいまで伸びればツルになりますが、ここまで成長すれば茎の部分もたくさんありますので十分に食卓に並べられる量になります。

茎の柔らかい部分はそのままでも食べることができますし、葉は天ぷらや炒め物にも使えます。

 

さつまいものツルは高く鉄分・ビタミン・食物繊維が豊富で栄養価が高いそうです。

イモの方にフォーカスされがちですが、さつまいもはツル・葉も立派な野菜として活用することができます。

9月頃になるとさつまいのを植えている畝は茂り放題で足の踏み場もないレベルになっていると思いますので、ちょっとくらいなら葉物野菜代わりに食べてみてもいいですね。

芽が出たさつまいもやツルもおいしく食べよう

今回は芽が出たさつまいもが食べられるのかどうかを紹介しました。

さつまいもはナス科のじゃがいもとは違って、芽には毒素は含まれないどころかツルまでおいしく食べることができます。

芽が出たさつまいもは味が若干落ちるので焼き芋よりは天ぷらや大学芋などの方がおすすめです。

ツルはつくだ煮~炒め物まで幅広く活用することができますし、栄養価も豊富です。

さつまいもの収穫時期はこれからですが、収穫が近づいてくれば少々ツルを刈り取っても生育に影響はないので葉物野菜のように食卓に並べてみるのもアリですね。

芽が出たさつまいもには毒はありませんので安心していただきましょう。

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