今年の夏前に収穫したタマネギは大きいものから順番に食べていっていて、小さいものはまだ食べ終えられずにいたのですが、気づけばこんな感じに芽が伸び放題になっているものがありました。
よく見ると分球してしまっているものもあり、食べるよりも植えなおして種取りする方がおもしろいかな?と感じました。
タマネギの種取りは基本的には2年がかかりで行うため家庭菜園で行うにはハードルが高いですが、畑の空きスペースを活用して種取りを実践してみたいと思います。
ということで今回は芽が出たタマネギを植え付けて種取りする方法について紹介します。
タマネギは2年かけて種取りをする
タマネギの種取りは、1年目は秋口に種まきをして初夏前に収穫するまでじっくりと生育します。
収穫したタマネギは秋まで貯蔵して、再び畑に植え付けして翌年の初夏頃にネギ坊主をつけて立派な種を収穫することができます。
他の一般的な野菜、冬野菜でいうならば小松菜やハクサイなどのアブラナ科、ホウレンソウやマメ科のスナップエンドウなども春になると種をつけますが、タマネギの場合は2回春を迎えないと種取りができない手間のかかる野菜になります。
うちの家庭菜園の場合、十分に成長できたタマネギはすでに食卓に並んでしまっていて残っておらず、上の写真のような大きく成長しきれなかったタマネギはいまだに小屋の中に眠っている状態です。
小さくてもしっかりと外の皮はタマネギらしく成長しているので、調理のタイミングでは結構な手間になるのでついつい使わずに残してしまうと妻はいっていましたね。
小さくてもタマネギだから使ったらいいのに。
小さくてもタマネギはタマネギだから皮むきが手間で…。
来年はもっと大きく育ったタマネギを収穫してください。
芽を出していたタマネギは分球しているものもあった
こちらは保存していて芽が伸びていたタマネギですが、いつのまにか分球してしまっていました。
ほかにも、傷があったりして畑のたい肥スペースにポイッとしていたタマネギが根をつけて芽を伸ばしていたものなんかもしっかりと分球していました。
とう立ち=分球というわけではないのですが、結構な割合で分球していたので種取りしようとすると分球するものも多くなるのでしょうね。
今回はタマネギの種取りを目的としているので可食部が少なくなってしまうタマネギの分球も特には問題ありません。
むしろ種が増える方向につながるのでラッキーと考えてこのまま進めていきます。
芽が出たタマネギを株元が埋まらない程度の深さで植え付ける
芽が出たタマネギは株元が埋まらない程度の深さで定植していきます。
根の部分が土に接しているだけでも根を伸ばして、しっかりと養分・水分を吸い上げるくらいにタマネギは丈夫なのでそれほど神経質に植え付けせずとも問題はありません。
ただ、あまりにも浅植えだと株元が安定しないので目安は株元が埋まらない程度がおすすめです。
あとは春先までほとんどほったらかしでOKですが、植え付けから1ヶ月後を目安に追肥して株が充実するように調整していきましょう。
芽が出たタマネギを植え付けて自家採取しよう
今回は芽が出たタマネギを植え付けて種取りする方法について紹介しました。
といっても、今の時点ではまだ植え付けただけでネギ坊主の確認もできていません。
懸念事項はタマネギの種の保存は1年程度と長くないので、大量に種ができたときにもったいない精神で来年の苗作りはとんでもないことになってしまいそうなことですね。
成長具合は随時更新していきますので、みなさんもタマネギの種の自家採取方法について楽しみにしてください。
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