早生タマネギの収穫は3~4月頃に終了しますが、晩生のタマネギの5月中旬~6月にかけておこなわれます。
貯蔵性が高いのは晩生のタマネギですが、6月に入ると梅雨に入るので雨の量がグッと増えます。
雨が多いとせっかく貯蔵性の高い晩生のタマネギでも水分量が原因で貯蔵性は悪くなってしまう可能性があります。
今年はすでに梅雨入りしていますし、近年では梅雨入りがどんどん早くなってきているので晩生のタマネギの栽培ハードルは上がってきていますね。
ということで今回は梅雨に入ったら早く済ませておきたいタマネギの収穫方法と保存方法について紹介します。
葉が倒伏したタマネギを晴れた日に収穫する
タマネギは葉が倒れて倒伏すると収穫のサインです。収穫は普通に引っこ抜くだけでOKです。
といいながら、倒伏しているタマネギの写真を撮り忘れてしまいました…すいません。
タマネギは収穫時期になると葉が増えなくなり、中身の部分が空洞になってきて葉の重みを支えきれなくなって倒れてしまいます。
タマネギの球の上の部分を触ってみて、まだ中身が詰まっているような感触があれば生育は終わっていないので置いておきましょう。
また、タマネギの貯蔵性はタマネギに含まれる水分量によって決まります。
新タマネギはみずみずしくてサラダにして食べられるくらいですが、水分量は多いので貯蔵性はよくないです。
中生・晩生になってくると水分量も減ってくるので貯蔵性のよいタマネギになります。
水が腐るのをイメージしてもらえれば貯蔵性の良し悪しがわかりやすいと思いますよ。
収穫したタマネギは1~2日ほど天日干しする
収穫したばかりのタマネギは水分量が多いので1~2日天日干しして乾かします。
私はとりあえず1日だけ天日干ししてから貯蔵のための乾燥に移しましたが、この天日干しは何日もやっていると逆にタマネギを痛めてしまいそうな気がしました。
タマネギの収穫は晴れの日が2~3日続いた後におこなうのがベターですが、梅雨入り&週末しか時間が取れないこともあり、2日前が大雨だった状態での収穫となりました。
当然、葉の部分にはしっかりと水分が含まれていたので、水分量が多い状態で天日干しを何日も続けるのは悪いんじゃないの?という結論に至りました。
収穫時期の天候状況によって、どれくらいの期間乾燥させるのがベターなのかなど、いろいろと考えて試行錯誤する必要があるのでタマネギ栽培も奥が深いですね。
乾燥が終わったタマネギは葉と根をカットして直射日光の当たらない風通しの良い場所で保存する
天日干しによる乾燥が終わったら、葉と根をカットしていきます。
葉の部分は10~15cmくらい残してカット、根は残らないようにカットします。
カット作業後の写真がこれです。
スーパーで購入するタマネギよりも葉の部分が長いですが、乾燥が進むともっと萎れてくるので最終的にはほとんど同じような見た目のタマネギに仕上がります。
見ての通り、収穫にはこぎつけましたが全体的に小ぶりなタマネギとなりました。
昨年は早生で思うように育たず失敗したので今年は晩生に挑戦しましたが、マシにはなったものの大きく成長したタマネギの収穫はほとんどできませんでしたね。
タマネギ栽培は奥が深いです…
保存場所は直射日光が当たらなくて風通しが良い場所にします。
よく見かけるのはタマネギを軒下に吊るしているケースですが、軒があるかどうかもありますし量によっては吊るす作業も結構大変です。
小ぶりな球も多いことから今回はネットに入れて保存することにしました。
見た目でわかる方もいるかと思いますが、イカの一夜干しとかを作るときに使うネットがタマネギの保存の際にはちょうどよいのでおすすめです。
タマネギには誰もが嫌うあの虫も寄ってきやすいのでネットの中で保存する方が精神衛生的にもおすすめですよ。
タマネギはしっかりと乾燥させて保存しよう
今回はタマネギの収穫方法と保存方法について紹介しました。
タマネギの収穫方法はただ引っこ抜くだけですが、葉が倒伏したのが収穫目安なので見た目にもわかりやすいです。
収穫後はしっかりと乾燥させることで晩生タマネギは約10ヶ月間も保存することができます。
6月が収穫時期として10ヶ月後は4月…どれくらい食べるのかをうまく計算しつつ、早生タマネギも一緒に栽培すれば家庭菜園で取れたタマネギを切れ間なく味わうことができますね。
今年は晩生のみを栽培しましたが来年は早生と晩生のミックスでもっと大きく、球の揃ったタマネギを収穫できるように努力してみます。
みなさんもタマネギの収穫後はしっかりと乾燥させて自家製タマネギを長く楽しんでみてください。
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