ニンニクの収穫時期は5月末から梅雨入り前の6月中旬頃までとなりますが、収穫時期が近づいてくるととう立ちしはじめて芽が伸びてきます。
この芽がスーパーで売っているニンニクの芽なんですが、ニンニクの芽のほとんどは中国産といわれているので家庭菜園で取れるニンニクの芽は貴重な国産となります。
ニンニクの芽は放っておくと花を咲かせてしまいますし、花の方に養分が取られてしまい肝心なニンニク本体の鱗片の成長を阻害してしまいます。
しっかり育ったニンニクを収穫するためにもニンニクの芽は摘んでおきたいところ。
ということで今回は大きな鱗片を収穫するために摘んでおきたいニンニクの芽の収穫方法を紹介します。
ニンニクの芽は収穫期が近づく4~5月頃から伸びはじめる
ニンニクの芽は収穫時期の近くなった4月~5月頃に伸びてきます。
スーパーで売っているニンニクの芽は先端のつぼみの部分がカットされているので見た目はひょろ長い棒状の形をしていますが、実際には上の写真のように茎の中心部からひょろっと顔を出すように伸びています。
4月頃だとまだ芽が伸びはじめたばかりでそれほど長くはありませんが、芽が伸びるほどニンニク本体の成長に当てたい養分を芽の方に取られていることになるので、ニンニクの芽の収穫のために少し伸びるまで待っておくのは本末転倒な気もしています。
かといって、あんまり短いと食べるところもないのでカットして捨てることになります。
せっかくニンニクの芽を旬のタイミングで、かつ鮮度のよいものを食べることができるチャンスでもあるので、ニンニクの芽の収穫についてはすこーし悩まされる部分がありますね。
ニンニクの芽の収穫方法
ニンニクの芽の収穫方法はとても簡単です。
- ハサミでカットする or 手で折る
手順もなにも、上の写真のように芽と茎の境界線の近くでハサミでカットするか、手で折ればOKです。
手で折る場合は柔らかい部分でおることになるので、長く伸びてきたニンニクの芽は少し収穫しにくいかもしれません。
収穫方法よりも「ニンニクの芽ってそもそもどこの部分のことなの?」と疑問に思う方のほうが多いかもしれませんね。
ハサミを使う場合は消毒しましょう
収穫用のハサミはいろいろな野菜で使用するため、他の野菜のウイルスや菌を媒介してしまう可能性があります。
実際にはウイルスや菌を媒介してしまうリスクはかなり低いのですが、手間暇かけて栽培していることを考えると、できる限りリスクは押さえておきたいですよね。
- 熱湯をかけて消毒する
- ハイターにつける
- 消毒液に浸ける
選択肢はこの3つくらいですが、熱湯消毒が1番手軽ですね。
100%の効果は見込めなくても、収穫ばさみを使う前にサッと熱湯をかけるだけでも予防にはなります。
一応、リスク喚起という意味で書きましたが、私自身は自業自得と割り切って全然気にせずに収穫しています。
手間をかければしっかり予防できる部分ですので、収穫ばさみからのウイルスや菌を媒介するリスクについては1度考えてみましょう。
収穫したニンニクの芽はおいしくいただきます
ニンニクの芽の収穫後はこのような感じになります。
このまま放っておいて問題ありませんが、できればニンニクの芽の収穫は雨の予報がないタイミングで済ませて、収穫断面が乾くようにします。
こういった心がけだけでも栽培を失敗させるリスクは下げることができますね。
収穫の終わったニンニクの芽がこちら。
かなり早めの収穫だったので、芽といえる部分は短いですが芽の上に伸びた葉の部分はまだやわらかいのでニラと同じような要領で食べることができます。
芽と葉の両方を楽しむことができると思えば、早めのニンニクの芽の収穫も悪くはないですね。
これでニンニク本体の鱗片も大きく成長してくれるはずです。
ニンニクの芽が伸びてきたら収穫しよう
今回はニンニクの芽の収穫方法となんでニンニクの芽を収穫した方がいいのかを紹介しました。
タマネギなんかはネギ坊主になっているのを見かけることもあるかと思いますが、ニンニクの場合はタマネギよりもトウが控えめなのでパッと見ではわかりにくいですよね。
ニンニクの芽は放っておくと花を咲かせてしまい、ニンニク本体である鱗片の成長を妨げてしまいます。
ニンニクの芽の収穫をメインとして栽培されている方はいないはずですので、大きく成長したニンニク本体の収穫のためにもニンニクの芽は早めに収穫してしまいましょう。
収穫したニンニクの芽は炒めておいしくいただくことができるので、無駄なく食卓の一品に早変わりすることができますよ。
ぜひ参考にしてみてください。
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