今年は家庭菜園で朝鮮南蛮とうがらしとハバネロを育てました。
私が辛い物が大好きということもあり、自家製一味を作ってみたりだとか薬味として乾燥トウガラシを常備しておきたいと考えてこの2種類のとうがらしを育ててみました。
ハバネロの実の形がこんなに愛らしいなんて育ててみるまでは知りませんでしたが、その愛らしい見た目とは裏腹に非常に強力な破壊力を持つ辛みに度肝を抜かれました。
総じて満足のいく収穫ができていますが、ハバネロは保存方法がやっかいで、WEB情報を見る限りはハバネロは水分が多いので乾燥保存は無理と書かれているものばかり。
来年までじっくり楽しむためにもハバネロはうまく保存していきたい・・・
ということで、今回は実際に試してみてうまくいったハバネロの保存方法について紹介します。
ハバネロは危険すぎるので保存処理も十分に注意が必要
まずはじめに注意喚起しておきたいのは、ハバネロの辛みはもはや凶器といってよいレベルなので無装備で保存処理にのぞむのは非常に危険です。
私はハバネロの辛みがどれほどのものかよくわからずに、ハバネロ丸々1個を使ってペペロンチーノを作ったことがあるのですが、妻は涙しながら食べるほどに辛かったです。
さらに、手袋もせずにワタの処理をした結果、2日間ほど指はヒリヒリして熱感がありました。
手を洗っても辛み成分は残るようで、ワタの処理をしたあとに指で触った部分も若干ヒリヒリする有様。
ハバネロの調理や保存処理をするのであれば、絶対にビニール手袋をするのをおすすめします。
ビニール手袋をしていないとあとで後悔することは間違いないと思いますよ。
ハバネロをなめてかかったばかりに数日にわたって
ヒリヒリに悩まされるとは思いもよりませんでした。
味は美味しいと感じるのに涙が出てしまうほど辛いなんて、
ハバネロは本当に驚異的な辛さだったわね。
ハバネロ保存の下処理:ワタを取り除き、細かく切り分ける
それではハバネロの保存処理の紹介にうつります。
まず、ハバネロの保存処理をはじめるにあたって準備しておきたいのが、
- 牛乳パックを開いた簡易まな板
- 調理用ビニール手袋
- 乾燥させる器 or 冷凍保存用のジップロック
ハバネロは非常に辛い上に少々洗ったからといって辛みがとれません。
普段から調理に使っているまな板でワタの処理をしてしまったらその後が悲惨なことになりかねません。
なので、使ったら捨てられるものをまな板代わりに使うのがベストです。
調理用ビニール手袋は先ほどの説明の通り、ワタ処理の際に辛み成分=カプサイシンが手についてしまわないように保護するために必要です。
最後は保存用の容器なので適当なものを準備しておきましょう。
準備が整ったらワタの部分を切り開いて、きれいに取り除き、細長く切り分ければ下準備は完了です。
ハバネロの保存方法①:切り分けた果実を風通しの良いところに並べて乾燥させる
ハバネロはピーマンと似たような形をしていて唐辛子と比べると水分量が多いことが原因で乾燥させるのが難しいといわれています。
WEB情報では乾燥させることはできないとまで書かれていますが、実際のところは細長く切り分けてしまえば乾燥させることも可能です。
乾燥が終わったハバネロがこちら。
乾燥するとかなりコンパクトになってしまいますが、カビが発生することもなくカラカラに乾燥させることができました。
ハバネロは処理が面倒くさいのでほっておくとすぐにカビが馳せだしますが、それはワタの部分とハバネロの内側部分に含まれる水分が密閉されたような状態で保持されることが原因に感じています。
このため、ワタを取って開き、細く切ってあげることで表面積を増やしてあげることでハバネロでも乾燥させることができます。
ハバネロの保存方法②:切り分けた果実をジップロックに入れて冷凍する
簡単で確実な保存方法はジップロックに入れて冷凍してしまうこと。
こうすることでカビが発生する心配もなくなるので、確実に保存することができます。
溶ける際に風味が抜けてしまうようですが、個人的にはハバネロは風味よりも辛さが全面に押し出ているので問題ないかな、と感じています。
冷凍保存であればハバネロを丸ごと保存することもできますが、必要な時に必要な分量だけ取り出して使うことを考えれば細く切った状態で冷凍してしまうのが便利です。
使い終わったらジップロックは捨ててしまって2次災害を起こさないように注意しましょう。
ハバネロはとにかく辛いので他の食べ物にかさみが移らないように配慮するのを忘れないようにしましょう。
だからジップロックは使いまわし厳禁なのね!
保存処理をしっかり行ってハバネロを長く楽しもう
今回はハバネロの乾燥・冷凍保存方法について紹介しました。
トウガラシの保存方法の情報は結構たくさんあるんですが、ハバネロになると情報量が少なくて結構困ってしまいます。
しかも、ハバネロは水分量が多いから乾燥保存は無理とまで書かれていたりするから困りものですね。
ハバネロが乾燥しにくい理由は水分量が多いからなので切り開いて表面積を大きくしてあげることで問題なく乾燥保存することができます。
切り開いたハバネロを冷凍保存してしまうのがもっと簡単な保存方法です。
ハバネロはとても辛いですが、その分病みつきになってしまう辛さでもあるので保存処理をしっかりと行って長く楽しんでいきたいですね。
ぜひ参考にしてみてください。
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