食べ応え十分!ズッキーニの種まき・定植方法とコンパニオンプランツの混植

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ズッキーニの苗

ズッキーニはウリ科の野菜ですが連作障害もないのでとても育てやすいので家庭菜園におすすめの野菜です。

ズッキーニは大株に育ちますが、うちの家庭菜園では毎度生育が遅れてしまうので今年は早めに種まきをして簡易温室の中で育苗していたのですが、上の写真の通りなんとも弱弱しい苗に育ってしまいました。

育苗はちょっと失敗気味ですが、ギリギリ定植できるくらいまでは育ってきたので後は畝の上でコンパニオンプランツも一緒に植えて元気を取り戻してもらうことにします。

ということで今回はズッキーニの種まき・定植方法とコンパニオンプランツの混植について紹介します。

 

ズッキーニは4月に入ってから種まきをする

ズッキーニの種まき

ズッキーニは発芽温度が25℃くらいと高いので種まきは冬の寒さが和らいだ4月に入ってから行います。

4月といっても夜はまだまだ寒いですし、天候次第では日中も気温が上がらないことも多いので種まきしてから発芽まではできれば温室の中においておくなど、温度を高く保つのが発芽率を高めるコツです。

ただし、温室がないと発芽しないかというとそうではなくて、発芽まで日にちがかかるだけで発芽自体はしてくれます。

温室などで温度管理が難しい方でも4月に入ったら種まきしてみてOKです。

確実に発芽させたいなら5月に入ってからの種まきでも十分間に合いますよ。

ズッキーニは嫌光性種子なので種まきは2~3cm程度覆土する

ズッキーニの種まき

ズッキーニは嫌光性種子なので種まきしたらしっかりと覆土して、日の光が当たらないようにしてあげる必要があります。

種が大きいので水を吸うと少し浮き上がってきますし、2~3cmくらいの穴をあけて種まきしてあげるとよいでしょう。

植えの写真だと若干浅いので覆土のタイミングで押し込みました。

 

種のサイズが大きいものはほとんどが嫌光性種子と考えてOKです。

好光性種子は種が小さいのに覆土は浅くしないといけないので水切れを気にしないといけないのが厄介なんですよね。

その点、嫌光性種子は好光性種子に比べるとざっくりと水やりしていても発芽させるのが簡単なので助かります。

ズッキーニは十分に暖かくなった5月以降に定植する

ズッキーニの苗

ズッキーニはウリ科の野菜なので定植時期はきゅうりなんかと同じ5月以降の気温が高くなってきてからとなります。

比較的低温にも強い野菜ですが成長がグッと進むのはやはり気温が上がってきてからなので、まだ寒さの残る4月は育苗ポットで丁寧に育てている方がベターかもしれません。

…などといって出来上がった苗がご覧の通りなので説得力がありませんね。(汗)

今年は普段よりも早めに種まきしたのですが思ったように成長せずにポットでの育苗が続いていたところ、おそらく肥料切れになってきて葉が黄色くなってきました。

本当はもう少し暖かくなってきてから植えたかったのですが、若干早い4月末の定植に踏み切ります…

ズッキーニは大株になるので50~70cmくらい株間を取って植え付ける

ズッキーニは株間をあける

ズッキーニは結構な大株に育つ野菜です。

葉も広がりますし、茎が長くなっていくのでうまく誘引しないとあっちこっちにいってしまいます。

植え付けの際は50~70cmくらいは株間距離を取って植え付けるのがベターです。

余裕があるなら1mあけられればゆったりと栽培することができます。

ズッキーニの定植

ポットから取り出した苗はこのような感じで、そんなに大きな株ではないのにすでにつぼみがついています。

ん-、今花を咲かせても株が小さすぎるので実の成長に回す体力ないんじゃないかなと思うのですが。

しっかり株が育つまでは雄花ばかりで雌花は咲かないと思うので心配はないと思いますが、今年のズッキーニは不安ですね。

 

ズッキーニは根を浅く張るので深植えに注意する

ズッキーニの定植

他のウリ科野菜のきゅうりなどと同じようにズッキーニも浅く根を張るタイプの野菜です。

深植えに注意して植え付けるようにしましょう。

畝の表面から高くなるような植え付けはしなくてよいですが、表面と同じくらいの高さレベルになるように植え付けます。

ズッキーニの定植

今はまだ茎もほとんどなくていい感じに植わっていますが、ここから成長してくると地ばいズッキーニになってきますね。

大株になる割には風に揺らされやすいので、株元は支柱で支えてあげるのがおすすめです。

ズッキーニは肥料食いの野菜なのでコンパニオンプランツの枝豆と混植

ズッキーニは株間をあける

ズッキーニは実が成りはじめるとどんどん収穫できるようになりますが、きゅうり~おばけサイズまで成長もかなり早いです。

収穫が遅れるとすぐに大きく育ってしまいます。

このため、ズッキーニは他の野菜よりも肥料食いがよいためコンパニオンプランツでも補って上げられればと思って枝豆を混植しました。

枝豆の根粒菌から窒素を供給してあげることで株の生育を促すことができます。

まぁ、ズッキーニは果菜類なのでどっちかというと補ってあげたいのはリンですが、枝豆を混植することで施肥を減らすことができるのはメリットですね。

コンパニオンプランツはマメ科が優秀ですが、マメ科はツル性のものが多いので混植するには向かないことも多いです。

その点、枝豆はひざ丈程度にしか成長しませんし、日当たりが若干さえぎられてもしっかりと実をつけてくれるのでコンパニオンプランツとして混植するのにはとても便利な野菜ですね。

ズッキーニ定植後、根も活着して雄花を咲かせました

雄花を咲かせたズッキーニ

葉が黄色がかっていたズッキーニですが、定植後はしっかりと活着して葉の色も緑色に復活しました。

株も少し大きくなってきれいな雄花を咲かせています。

まだまだ株が小さいので今の状態では雌花はつけてくれないと思いますが、5月の暖かい日差しでグングン成長してくれればしっかりと雌花もつけてくれるはずです。

コンパニオンプランツと一緒にズッキーニを定植しよう

今回はズッキーニの種まきから定植までを紹介しました。

例年、ズッキーニは暖かくなってから種まきしていたので収穫開始まで結構時間がかかっていましたが、今年は早めの種まきで育苗を進めた結果、定植できるサイズに育つのは早かったんですがパッと見弱々しい苗になってしまいました。

しかし、定植して根が活着してからは葉の色も元の緑色に戻り、しっかりと成長し始めているので安心です。

今年はズッキーニと一緒にコンパニオンプランツとして枝豆も植えたので生育のサポートをしてくれるはずです。

単植するよりも1つの畝で複数の野菜を栽培する方が土壌環境は豊かになるので積極的にコンパニオンプランツの混植は進めていきたいですね。

みなさんもぜひ参考にしてみてください。

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やり方簡単!ズッキーニの受粉方法
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ズッキーニにうどんこ病が発生した場合の対処方法
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コンパニオンプランツも混植。トマトの定植方法
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