簡単ひと手間でトウガラシの収穫量を増やす方法

この記事は約5分で読めます。

赤く熟したトウガラシ

辛いものが好きな方に自家栽培がおすすめのトウガラシですが、WEBで情報収集していると全体的に赤く熟してきたら株ごと引き抜くなんて書かれているものも見受けられます。

個人的にはもっと収穫量をあげる方法があるので株ごとの抜き取り収穫はおすすめではないな、と感じています

ということで、今回は簡単ひと手間でトウガラシの収穫量を増やす方法について紹介します。

 

赤唐辛子と青唐辛子の違い

赤く熟したトウガラシ

トウガラシは赤いものというイメージが強いですが、青唐辛子もあるしなにが違うのかな?と感じる方もいるかもしれません。

赤唐辛子と青唐辛子の違いは、

  1. 熟したトウガラシ:赤唐辛子
  2. 未熟なトウガラシ:青唐辛子

となります。

ちなみに、赤ピーマンも同じ理屈で熟したピーマンは赤色に染まります。

パプリカも最初は緑色なんですよ?

ピーマンは基本的に緑色の未熟な果実を食べますが、パプリカは完熟した果実を食べるので収穫までの期間が長く、実を成らせている時間が長いため収穫量も少なくなります。

ここがトウガラシの収穫量を増やすためのポイントになります!

超簡単にトウガラシの収穫量を増やす方法

花が咲いたトウガラシ

それではさっそくトウガラシの収穫量を増やす方法を紹介していきます。

先ほどお伝えしたトウガラシの収穫量を増やすポイントは実を成らせている時間の長さです。

  1. 実を成らせている時間が長いと株は実を充実=完熟させようとする
  2. 果実を収穫すると新しい実をつけようと花を咲かせる

果菜類は成っている実は充実させようとさせること、果実を収穫すると次の果実をつけようと花を咲かせるという特徴があります。

この特徴を考慮すると、実が赤く熟してきたら株ごと引き抜くというトウガラシの栽培方法は②の新しい実をつけようとする工程をカットしてしまっていることになります。

 

つまり、全体的に赤く熟してきたら株ごと引き抜くのではなく、果実が赤く熟したら適宜収穫するだけでどんどん花をつけてくれるワケですね。

赤く熟したら収穫することだけを意識していれば秋の深まるころまで収穫が続きます。

今年は朝鮮南蛮とうがらしを1株、ハバネロを1株育てましたがどちらも実が熟したら収穫することを繰り返した結果、1年では消費しきれないほどの収穫量になりました。

 

まもなく12月になるので季節は秋から冬に変わってきていますが、いまだに花を咲かせて次の果実をつけようとしています。

さすがに収穫までたどり着けるかは怪しいですが、寒さにやられる限界まで引っ張って育ててみようと思っています。

収穫したトウガラシは乾燥させて長期保存する

乾燥中のトウモロコシ

収穫したトウガラシはそのまま料理に使ってもいいですし、未熟な青唐辛子も赤唐辛子とは違ったフレッシュな辛さがあってよいです。

でも、どんどん収穫されるトウガラシを使い切っていくのはちょっと現実的ではないですし、体にもハードすぎるので余ったトウガラシは長期保存できるよう乾燥させて貯蔵しましょう。

乾燥トウガラシの作り方はとても簡単ですので、こちらの記事を参考にどんどん乾燥トウガラシを作っていってください。

 

熟したトウガラシは収穫して次の花を咲かせよう

今回は簡単ひと手間でトウガラシの収穫量を増やす方法を紹介しました。

ひと手間というほどでもなく、ただ赤く熟したトウガラシを適宜収穫していくだけで収穫量はどんどん増えていきます。

株ごと引き抜くスタイルの栽培方法はそれほど大量のトウガラシが必要ではない場合におすすめですが、ガッツリ収穫したい方には完熟果実を適宜収穫していくスタイルをおすすめします。

我が家の乾燥トウガラシは1年分どころではないくらいに確保できてしまいましたので、次は自家製一味を作って消費機会を増やしてみたいと思います。

みなさんもぜひ参考にしてみてください。

icon-caret-square-o-right【初心者でもできる】種から育てるトウガラシの実生方法

 

【初心者でもできる】種から育てるトウガラシの実生方法
辛い物が好きな方はもれなく大好きなトウガラシ。もちろん、辛さ耐性にあわせてスコヴィル値(=辛さを表す単位)の異なるとうがらしを選んで食べることもできます。本当にいろんな料理に使われているので家庭で常備しておきたいくらいですよね。ということで、今回は種から育てるトウガラシの実生方法をご紹介します。

 

icon-caret-square-o-right食べた野菜の種から育てることができる野菜5選

 

食べた野菜の種から育てることができる野菜5選
昨年から野菜の種からの実生に取り組んできましたが、今年はちょっとした苦労も経験して実生させる上でのポイントがわかってきました。 実生というのは野菜や果物などを種から発芽させて育てていくことをいいます。 野菜は苗を買って育てるものと思っている方もいるかもしれませんが種から育てることもできます。 もちろん、苗を買って育てるのに比べれば手間もかかるしうまく成長しないこともありますが、種から育てて収穫までできたときは結構うれしいものです。 そこで今回は食べた野菜の種から育てやすい野菜5選を紹介します。

 

icon-caret-square-o-right【例もつけて紹介】コンパニオンプランツは相乗効果と空間活用の2種類の考え方を覚えておこう

 

【例もつけて紹介】コンパニオンプランツは相乗効果と空間活用の2種類の考え方を覚えておこう
家庭菜園をはじめていろいろと調べていると意識するようになってくるのがコンパニオンプランツ。家庭菜園なので限られた畑の中でできる限り効率的に育てようという思考になってしまう方は多いんじゃないかと思います。夏野菜は家庭菜園のメインともいえるワケですが、トマト・ナス・きゅうりは連作障害の起きやすい野菜なので限られた畑の中で育てるには結構難易度が高くなってくるわけですね。連作障害の緩和にも有効なコンパニオンプランツですが、情報収集していると目的がいろいろとあるように見えます。そこで今回は目的別のコンパニオンプランツの考え方を紹介します。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました