トウガラシは赤く熟したものを収穫しますが、どうしても秋口から冬にかけて霜が降りるようになってくるとトウガラシは枯れてしまうため、まだ熟していない青トウガラシが残ってしまいます。
青トウガラシも十分辛いのでトウガラシとして使うことはできますが、そんなに大量消費するものでもないので、せっかくなら赤く熟したトウガラシを保存しておきたいですよね。
まだ未熟な青トウガラシの状態で株が枯れてしまっても、実はまだ赤トウガラシにすることはできます。
そこで今回は未熟な青トウガラシを赤く熟した赤トウガラシにする方法を紹介します。
トウガラシは追熟するので青いまま収穫しても大丈夫
うちの家庭菜園で栽培しているトウガラシは鷹の爪ではなくて朝鮮南蛮トウガラシという種類で、しっかり辛いのが特徴です。
鷹の爪は上向きに実をならせますが、朝鮮南蛮トウガラシはピーマンやししとうと同じように下向きに実をつけます。
青い未熟な状態のトウガラシは辛くないのかというと水分があるのでフレッシュな辛さを楽しむことができます。
ちなみに、トウガラシは収穫してからも追熟するので、たとえば霜が降りて株が枯れてしまった場合でも青トウガラシから赤トウガラシに変化するので捨てずにとっておきましょう。
ピーマンも長期保存すると追熟して赤ピーマンになる
ちなみに、ピーマンは主に緑色の未熟果を食べますが、こちらの購入してから長期保存していれば赤く熟します。
ただ、畑で取れたピーマンを冷蔵庫の中でほったらかしにしていると赤く熟すかというとちょっとやそっとの時間では赤く熟さない印象があります。
収穫してから1週間以上も冷蔵庫で保管することなんて結構ザラなのですが赤ピーマンになっていたことはほとんどありません。
ピーマンもトウガラシも同じナス科トウガラシ族ですが、トウガラシと比べるとピーマンは果実が大きいので追熟して赤くなるのには結構時間がかかると考えてください。
青トウガラシを赤く熟す方法
それではさっそく青いまま収穫したトウガラシを赤く熟す方法について紹介します。
まずは、収穫したトウガラシを水洗いして汚れを落としておきます。
追熟が終わったらそのまま乾燥させて、長期保存することになるので最初に水洗いしておくことがポイントですね。
上の写真ではほとんど赤く熟したトウガラシから、オレンジがかっていたりほんのり赤みを帯びている程度のものから完全に緑なままのトウガラシまで様々ですが、しっかりと赤色に熟すので安心してください。
水洗いした青トウガラシの水気を切って干す
ちょうどよいトウガラシの画像がなかったのでししとうを代わりに載せていますが、収穫したトウガラシは水洗いして、ざるにあげて水気を切るかキッチンペーパーでふき取りましょう。
そこまですれば下準備は完了です。
あとはこんな感じでネットに入れて湿気の少ないところに吊るして乾燥させるか、ざるに広げて湿気がこもりにくくして日陰干しすることでまだ青いトウガラシの追熟が進んで赤色に変化します。
上の写真は冒頭で紹介した青いトウガラシを吊るし干しして1週間程度経過したものですが、すでに青トウガラシの面影がないくらいに赤くなりましたね。
見ての通り、換気扇の下に吊るしていてもしっかり追熟しているので、湿気に関しては過度に気にする必要はなく、こもらないようにさえしておけばOKです。
未熟な青トウガラシは追熟させよう
今回は秋口から冬へと季節が変化する中で、霜によってトウガラシが枯れてしまったときのまだ完熟していない青トウガラシを収穫して、赤トウガラシにする方法について紹介しました。
方法といってもなにも難しいことはしていません。
- 未熟な青トウガラシでも収穫する
- 水洗いして干す
- 湿気がこもらないように注意する
この3点だけ注意してもらえれば若干淡い色ではありますが、赤く熟したトウガラシにすることができます。
霜でトウガラシが枯れてしまったらぜひ試してみてください。
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