スーパーで売っているピーマンは緑色なので完熟したのが緑色なイメージがありますが、実は収穫サイズまで成長したピーマンをそのまま成らせていると赤く色づいてきます。
写真は色づき始めたピーマンですが、赤くなったピーマンは一見パプリカのようなあざやかな色合いになります。
- ピーマン:緑色の未熟な果実を若取りして食べる
- パプリカ:完熟して色づいた果実を食べる
という違いがありますが、パプリカは最初から色がついているのではなく、完熟するまではピーマンと同じように緑色をしています。
これは意外と知らない方もいるんじゃないかと思います。
パプリカの種はそのまままくことで発芽しますがこれは完熟した果実だからです。
つまり、ピーマンも赤く色づくまで完熟させれば来年用の種を採取することができるということですね。
ということで今回は【初心者でもできる】完熟したピーマンから来年用の種を採取する方法について紹介します。
収穫サイズのピーマンを種取り用として成らせておく
ピーマンから種を取るためには実を熟させる必要があります。
普段食べている緑色のピーマンはまだ未熟な状態で、発芽能力のある種を取るためには赤く色づいたピーマンになるのを待つ必要があります。
パプリカではなくピーマンも赤ピーマンが売っていたりしますが、赤ピーマンであれば発芽能力のある種が入っているので種取り用として購入するのもアリです。
そうではなくて、家庭菜園に植えている苗から種を取りたい場合はピーマンが収穫サイズに成長してからも赤く色づくまで根気強く待ちましょう。
赤く熟したら収穫して種を取る
こちらはようやく赤く熟したピーマンです。
トウガラシの赤色に比べると少しだけ淡い感じがありますが、緑色のころに比べるとなんだか辛そうに見えますね。
でもピーマンは色が変わってもピーマンですのでご安心ください。
この状態までしっかり色づいたら種取り準備完了なので実を開いて種を収穫していきましょう。
実を開いて種を収穫する
種を取るために実を開いてみましたが、思ったより種が詰まっていない印象です。
パプリカとかだと種がぎっしり詰まっていますがピーマンってそれほどでもないんですかね?
たまたまかもしれませんが、家庭菜園で育てたものと買ってきたものとでは種の数が違うように感じますね。
種をワタから取り外す
ここまでくればあとは種をワタの部分から取り外せばピーマンの種取りは完了です。
今回は合計71個の種を取ることができました。
あまり多くないイメージでしたがこれだけあれば来年用のピーマンの種としては十分です。
ピーマンに限らずししとうやトウガラシは1株でもかなりの量を収穫することができます。
2株あれば一家で食べる分は十分にまかなえると思いますし、3株だと配らないといけないくらいの収穫量になります。
パプリカになると完熟させてから食べるので多めに用意したいところですが、緑色の未熟な果実を収穫するピーマン・ししとうは株数は少なめで十分食べられる収穫量になります。
71個種があれば数年は困らない量になりますね。
一応、もう1つ2つの赤ピーマンから種を採取すれば多様性もうまれるかなー、と思うのでやっておく予定です。
赤く熟したピーマンから来年用の種を採取しよう
今回は完熟したピーマンから来年用の種を採取する方法について紹介しました。
種を取る方法というか、どういう状態になったら種として使えるのかを紹介している感じですね。
普段食べているピーマンは緑色ですが、緑色のピーマンはまだ完熟しておらず、完熟するまで成らせておくと赤く色づきます。
赤ピーマンまで収穫せずに成長させればあとは収穫して種を取るだけでOKなのでとても簡単です。
1つの赤ピーマンから種取りするだけでも十分な量が取れますが、ピーマンの種取りは簡単なので保険の意味でもあと1つ2つの赤ピーマンから種を取っておくと安心です。
そろそろピーマンも終わりの時期を検討しなければいけないタイミングですので、来年もピーマンを育てたいと考えている方はぜひ自家採取をしてみてください。
【初心者でもできる】完熟したトマトから翌年用の種を採取と保管方法
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