ブルーベリーといえば青い果実がかわいらしく、含まれるアントシアニンの成分が目にいいという印象が強いです。
ツツジ科なので背丈もそれほど大きくならず、家庭菜園で育てやすいのが特徴です。
ハイブッシュ系やラピッドアイ系などたくさん種類もあって、少しずつ形や色、味の違うブルーベリーを楽しむことができます。
そんなブルーベリーですが、1株あたりの収穫量は食べきれないほど多くはなく、もう少し取れたらいいのになぁ、と感じることが多いです。特にうちで育てている株はまだまだ小さいので収穫量は物足りません。
ということで、収穫量を増やすために挿し木をして株数を増やすことにします。
今回は初心者でもできるブルーベリーの挿し木方法について紹介します。
ブルーベリーは剪定した枝から挿し木することができる
野菜の苗のさし穂は活着するまでに枯れてしまうことも多く、思ったより難しいという印象があります。
水にささない限り、結構手間がかかって大変なイメージですね。
ブルーベリーの場合は低木でもしっかりとした木を挿し木することになるので、野菜に比べると管理も楽になります。
ブルーベリーの挿し木は前年に伸びた若い枝を使うのがセオリーですが、古すぎる枝でなければ問題なく挿し木に使うことができます。
不要枝はどうしても発生してしまうので、カットした不要枝を挿し木に使うのが有効活用できておすすめです。
ブルーベリーの枝を10cm程度にカットする
ではさっそくブルーベリーの挿し木をしていきます。
まずは剪定したブルーベリーの不要枝を長さ10cmくらいに調整します。
長すぎると水を吸い上げるのに負担がかかるので活着しにくくなります。
活着してから芽が出て枝が伸び始めるまではパッと見は枯れ枝が土にささっているだけになるので10cm程度に切りそろえて挿し木用の枝を準備しましょう。
ブルーベリーの枝の先を斜めにカットする
ブルーベリーの枝を土にさす側は上の写真のように斜めにカットします。
こうすることで吸水するための断面積が広くなるので活着しやすくなります。
もちろん、真横にカットした枝でも挿し木できないことはないですが、挿し木を成功させるためのテクニックということになりますね。
根が出るまではこのカット断面から水を吸い上げていくことになります。
株の活動量が少ない休眠挿しであれば真横カットでもそれほど問題にはならないかもしれませんが、春先~夏にかけておこなう緑枝挿しの場合は休眠挿しに比べると必要になる水分量も格段に多くなるので斜めカットは必須と考えておきましょう。
ブルーベリーの葉は適度に落として育苗ポットに挿す
ここまで準備ができたらあとは育苗ポットにカットしたブルーベリーの枝を挿してたっぷり水やりすだけでOKです。
枝についたブルーベリーの葉は適度に落としてから挿します。
葉をまったく落とさずに挿してもどのみち葉は落ちてしまうので同じですが、葉がついている量が多いほど葉から蒸発していく水分量も多くなります。
株としては多くの水を吸い上げないといけなくなるので、10cmの長さの挿し木のうち、半分くらいの葉は落としてしまうのが株への負担は少なくなりそうです。
うまくいけば葉を落とさずに活着まで行けると思いますが、緑枝挿しでそこまでうまく管理する余裕があるかどうかですね。
今回は夏過ぎの挿し木なので緑枝挿しですが、今のところ葉は落とさずに耐えている状態です。
春になって挿し木したブルーベリーから新芽のつぼみが出てきた
冬の間は休眠期なので変化が見られなかった挿し木したブルーベリーですが、春になってつぼみらしきものが見えるようになってきました。
奥の1本は色も緑ではなくて枯れていそうな色をしていますが、残りの2本は緑色の枝をキープできていて新芽のつぼみも見えるためブルーベリーの挿し木に成功しているようです。
挿し木してからの管理はこれといってしたわけではなく、外でほったらかしていただけです。
それでもしっかりと根がついてくれたので大成功ですね。
毎年剪定しつつブルーベリーを挿し木して増やしていけばそのうち本当に食べきれないほどのブルーベリーに囲まれる日がやってきそうです。
ブルーベリーの収穫量を増やすために挿し木しよう
今回はブルーベリーの挿し木方法について紹介しました。
ブルーベリーは剪定した枝を使って挿し木することもできます。
ツツジ科の低木ということもあり、1株から取れるブルーベリーの量はめちゃくちゃ多いというほどでもないので、株数が少なければ収穫量もイマイチな可能性が高いです。
我が家の場合は生食で食べきってしまってブルーベリージャムとかまで作るだけの収穫量がありません。
せっかくアントシアニンたっぷりで目にいいフルーツなので食べきれないくらい収穫したいと考えているので、時間はかかりますが挿し木をして株数を増やしていきたいと思います。
ブルーベリーはツツジ科の低木でとても育てやすいので、みなさんも挿し木に挑戦してみてください。
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