フダンソウ(うまい菜/スイスチャード)とコンパニオンプランツとしてのはつか大根の混植

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フダンソウとはつか大根の混植

植えたい秋野菜はだいたい植え終わったのですが、まだ畝が余っているのとあまりにも同じ野菜ばかり育てては消費に困るし楽しみが増えないのでフダンソウはつか大根を植えることにしました。

フダンソウは漢字で書くと不断草となり、季節に関係なくとにかく育てやすい野菜です。

うまい菜やスイスチャードなどいろいろな呼び方があるのもフダンソウの特徴です。

はつか大根はその名の通り、二十日で収穫できるくらい生育が早いことから名づけられています。

実際には収穫まで30~40日くらいかかるようですが、それでも生育スピードはかなり早いですね。

ということで今回はフダンソウ(うまい菜/スイスチャード)とコンパニオンプランツとしてのはつか大根の混植について紹介します。

 

フダンソウはヒユ科、はつか大根はアブラナ科なのでコンパニオンプランツとして混植できる

アブラナ科の野菜は虫が付きやすく、気温が下がってくる秋以降でないとネットは必須。

意外と育てるのが大変な野菜ですがフダンソウはそれほどでもありません。

フダンソウはホウレンソウと同じヒユ科なのでホウレンソウの栽培をイメージしてもらえればわかりやすいと思いますが、ほとんど虫が付かないのでとても栽培しやすいですよね。

 

一般的に害虫は食べる野菜が決まっていて、食べる野菜を以外の野菜には付きません。

この法則を利用して、異なる科の野菜を同じ畝に混植してあげることでお互いに害虫を寄せ付けない効果が期待できます。

このためアブラナ科のはつか大根にとってフダンソウはコンパニオンプランツとして機能することが期待できます。

フダンソウの種は1塊で4~5個程度入っているのでまきすぎないように注意する

フダンソウの種

フダンソウの種はこんな感じの塊になっています。

パッと見るとこの塊で種1つのように見えますが、この塊の中に種が4~5個程度含まれています。

このため、フダンソウの種まきは筋蒔きではなく1粒ずつ丁寧にまいていきましょう。

育ったフダンソウは株ごと引き抜いて収穫もできますが、葉を1枚ずつ摘み取り収穫することもできます。

長く収穫するには摘み取り収穫がおすすめですし、トータルでの収量も断然多くなります。

フダンソウとはつか大根で2条まきして栽培する

フダンソウとはつか大根の種まき

フダンソウとはつか大根はコンパニオンプランツとして混色するので広く株間をあけずに2条まきしていきます。

少し見にくいですが、写真の青四角の部分がフダンソウ、赤丸の部分にはつか大根の種をまきました。

はつか大根は大根や株に比べるとコンパクトに育つのでこれでも結構ゆったりと栽培している感じになりそうです。

なのでフダンソウとはつか大根の間にももう1か所はつか大根をまいてこの畝の種まきは終了です。

フダンソウはヒユ科なのでホウレンソウと同じと考えると、絶対にはつか大根よりも生育はゆっくりになるんですよね。

生育スピードのバランスを考えると種まきのタイミングはフダンソウを1週間ほど前に設定しておくべきだったかもしれませんね。

 

種まきから10日経過:フダンソウもはつか大根も発芽しました

発芽したフダンソウとはつか大根

種まきから10日経過しました。

フダンソウもはつか大根も順調に発芽しています。

フダンソウは雑草と混じって分かりにくい感じですが、はつか大根はやはり生育が早いですね。

でも、すでに10日経過していてこのサイズということはやはり秋まきでは二十日で収穫するのは厳しそうです。

しっかり成長して収穫までこぎつけられればいいので、二十日にはこだわりませんがどれくらいの日数で収穫できるのかは追いかけてみたいと思います。

1ヶ月経過:はつか大根は収穫サイズに成長するも、フダンソウはまだ15cmほど

収穫した根菜類

種まきから1ヶ月ちょっと経過しました。

はつか大根は順調に成長して、ちょうど収穫サイズになりました。

実際に食べてみるとすが入りかけているものもあったので収穫はもう少し早くてもよかったようです。

 

一方、フダンソウの方はようやく15cmくらいまで成長したかな?といったレベルで、まだまだ収穫には少し早そうです。

アブラナ科のはつか大根はやっぱりアブラナ科なだけあって成長がとても早いですが、ヒユ科のフダンソウは想定通りのゆっくりさでした。

春先には収穫できるでしょうか?畝も開けたくなってくるからサクッと成長してくれるといいのですが・・・

これからに期待ですね。

フダンソウとはつか大根を混植してみよう

今回はフダンソウとコンパニオンプランツとしてはつか大根を混植してみました。

フダンソウはヒユ科、コンパニオンプランツのはつか大根はアブラナ科なのでお互いに違う科同士の混植は害虫忌避効果が期待できます。

秋野菜として育てているのでこれからの季節は食害はどんどん少なくなってはいきますが、異なる種類の野菜を一緒の畝で育てていくことは土壌バランスを崩さないためにも必要です。

根菜類と葉物の混植という点でもスペースの有効活用になるのでいい組み合わせなんじゃないかと思います。

みなさんも参考にしてみてください。

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