初心者でも簡単にできる乾燥トウガラシの作り方

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トウガラシを紐に吊るす

今年は家庭菜園でトウガラシを育てました。

地域によってはトウガラシのことをこしょうというようで、10年以上住んでいるのに新しい発見がありましたね。

トウガラシを育てるのは比較的簡単なのですが、一度に大量のトウガラシを使うわけではないので生のトウガラシではなく乾燥トウガラシにしてしまうのが都合がいいです。

そこで今回は初心者でも簡単にできる乾燥トウガラシの作り方を紹介します。

 

トウガラシは水分量が少ないので生のままでも長く保管できる

赤く熟したトウガラシ

トウガラシはナス科トウガラシ属の野菜で、ピーマンやパプリカ・ししとうも同じトウガラシ属になります。

トウガラシはピーマンやパプリカに比べて細長い形をしています。

ししとうもどちらかというとトウガラシ寄りの形ですね。

  1. 水分量が多い(=腐りやすい):ピーマン、パプリカ
  2. 水分量が少ない(=腐りにくい):トウガラシ、ししとう

生のままでの保存期間でいうと水分量の多いピーマンやパプリカの方が腐りやすく、トウガラシやししとうは腐りにくくなります。

どちらも冷蔵庫で保管したとして、ピーマン・パプリカは10日程度、ししとうは20日程度は問題なく保存できる印象です。

ちなみに、トウガラシに関しては冷蔵庫の中でも1ヶ月程度は保存できるんじゃないでしょうか?

ただ、1ヶ月も冷蔵庫に眠らせてしまうことになるのであれば乾燥トウガラシにしてしまった方がいいでしょうね。

簡単にできる乾燥トウガラシの作り方

それではさっそく乾燥トウガラシの作り方に入っていきます。

ハッキリいって、乾燥トウガラシの作り方はとても簡単ですのでわざわざ乾燥トウガラシを買っている方は育ててみることをおすすめします。

収穫量もかなり多いので乾燥トウガラシをとても安価に入手できますよ。

きれいに水洗いして水気を十分ふき取る

トウガラシの種

最初の方はあまりにも深く考えずに作っていたので収穫したトウガラシをそのまま乾燥させてしまっていましたが、まずは収穫したトウガラシをしっかりと水洗いしできれいに拭きあげましょう。

乾燥したトウガラシはそのままキッチンバサミなんかでカットして使うことになるはずなので、料理に使える状態にしてから乾燥作業に入るようにします。

余分な水気が入ると腐敗の原因にもなりかねないので洗い終わったらしっかりと拭いてください。

しっかりと水気は取っておく方がよいですが神経質になりすぎなくても大丈夫です。

 

麻ひもでトウガラシを結ぶ

麻ひもでトウガラシを結ぶ

次に上の写真のように麻ひもを使ってトウガラシを結んでいきます。

引っ掛けることができるように麻ひもの上側部分は輪を作っておきます。

次にトウガラシを麻ひもでぐるっと一周くくります。

一周くくったトウガラシ

下側で折り返したら今度はもう1週ぐるっとくくります。

2週目は交差させながらくくることで麻ひもが緩みにくくなるようにするのがポイント。

麻ひもを下側まで折り返す

もう1度下側まで折り返してあげます。

トウガラシを麻ひもで2.5週部分くくってやることになりますね。

麻ひもを結ぶ

最後に下側で結んであげたら1行程終了です。

結ばずに麻ひもを交差させてから次のトウガラシに進んでもOKですが、持ち上げた時にクルクル回って緩みやすくなるのでトウガラシ1つ毎に1回結ぶ作業を入れてあげると確実です。

トウガラシを紐に吊るす

長さはいくらでもいいのですが、トウガラシは風通しのよいところに吊るして保管するのでほどほどの長さで区切っておきます。

トウガラシ10本を1セットくらいで見ておけば長すぎることもなくていいかと思います。

結んだトウガラシを風通しのよいところに吊るして乾燥させる

乾燥中のトウモロコシ

麻ひもで結び終わったトウガラシは風通しのよいところに吊るしてシワシワになるまで乾燥させます。

上の写真はトウモロコシと一緒に乾燥させているところですが、ちょうどよい場所を見つけられなかったので玄関に吊るしました。

お世辞にも風通しがいいとはいえませんが、空気がこもっているわけでもありません。

直射日光の当たらない風通しのよい場所で乾燥させるのがベターではありますが、加湿気味でない場所であれば問題なく乾燥トウガラシにできるので覚えておいてください。

見た目にシワシワで種がカラカラ動く状態になったら乾燥トウガラシの完成です。

できあがった乾燥トウガラシは果実酒を保管するようなビンに詰めておきましょう。

手抜き方法:水切りネットに入れて吊るして乾燥させる

ネットで吊るしたトウガラシ

最後に超手抜きで簡単な乾燥トウガラシの作り方を紹介しておきます。

ハッキリいって、この方法が1番手がかからなくて楽です。

  1. トウガラシを水洗いして拭きあげる
  2. 水切りネットに入れて吊るす
  3. カラカラになるまで待つ

これだけでOKなんですね。

麻ひもで結んでいくのもありですが、水切りネットに詰め込むだけの方が断然簡単です。

水切りネットなので乾燥過程で出る水気も飛びやすく、これまでの実績では問題なく乾燥できています。

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自家製乾燥トウガラシでピリ辛料理を作ろう

今回は乾燥トウガラシの作り方を紹介しました。

これまでは乾燥トウガラシは買ってくるもので自宅で簡単に乾燥トウガラシが作れるなんて思っていませんでした。

今年は家庭菜園でトウガラシを育てたのでうまいこと乾燥させて使っていきたいと思っていたので、見切り発車で栽培してしまいましたが無事乾燥させることができてホッとしています。

というか、あまりにも大量の乾燥トウガラシができてしまって困っているくらいです。(笑)

買ってくると思ったよりも値段が高くてついつい我慢したくなる乾燥トウガラシですがご家庭でも簡単に作ることができるので、来年はトウガラシを育てて自家製の乾燥トウガラシを作ってみるのもおすすめですよ。

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