ニラはネギ属ヒガンバナ科の多年草で、1度植えると分球して増えていくので長期間に渡って栽培することができる野菜です。
分球を繰り返して増えていくので、定期的に植え替えをして根詰まりを防いであげることでさらに生育をよくすることができます。
ただ、ニラも草花なので夏ごろにとう立ちして花を咲かせ、秋には立派に種をつけます。
とう立ちすると養分をそちらに持っていかれるので株が弱るため、普通にニラ栽培をしていく上ではとうは早いうちに切ってしまうのがベターです。
このため、なかなかニラの花を咲かせて種まで実らせる機会は多くはないのですが、たまたま今年はほったらかしにしていたので種取りする機会に恵まれました。
ということで今回は花が咲いたらチャンス!ニラの種取り方法について紹介します。
数年に1度はやっておきたい!根が込み合ってきたニラの株分け・植え付け方法
ニラは夏のとう立ちして花を咲かせる
ニラは夏にとう立ちしてかわいらしい白い花を咲かせます。
つぼみはタマネギやニンニクと同じような見た目をしていますが、ネギ坊主の花のように密集しているのに比べるとまばらに花を咲かせます。
見た目だけならニラの花の方がきれいだと思いますね。
花を咲かせることは種を残すための準備段階なので、養分を種の方に取られてしまい株が弱ってしまいます。
ニラは多年草で分球して増やすこともできるので、特別種取りが必要な野菜でもありません。
普通に栽培していくだけでOKならばとう立ちがはじまった段階で芽を摘んでしまいましょう。
とう立ちしたニラの軸が枯れてくる頃合いに熟した種を採取する
ニラの花が咲いたら、軸が枯れて茶色になるまで放って置きます。
花が咲いている期間は思ったよりも長いので、枯れるまでの間はかわいらしいニラの花の鑑賞を楽しみましょう。
上の写真のように軸が枯れてくると種も熟して黒くなってきます。
ニラを栽培するために種まきしたときは、この黒色は肥料系のコーティングなのかと思っていましたが、これがニラの種本来の姿のようです。
同じネギ属のタマネギの種も同じ見た目をしていますね。
サヤはほとんど開いていたのでふるい落としました。
たぶん、畝の上にもこんな感じで種があえてるので発芽してくるんでしょう。
せっかく種を取ったのですが、大事に保存していてもニラは分球して増えるので種まきする機会は訪れないので、今回採取した種はプランターに種まきしてみます。
水やり忘れてしまいそうですが、無事発芽してくれることを期待します。
ちゃんと収穫できるようになるまで2年かかるので気長に栽培してみます。
花が咲いたらニラの種を取ってみよう
今回はニラの種取り方法について紹介しました。
家庭菜園でもタマネギやニンニクの栽培をしている方は多いと思いますが、ニラは1度植えると何年間も収穫を続けることができるので家庭菜園にはおすすめです。
花が咲いたら種ができるのはニラに限らずどんな草花でも同じですが、ニラに関しては多年草なので種を充実させると株が弱ってしまいます。
ニラは分球して増えるのであえて種取りする必要もありませんが、花が咲いてきれいな花をたのしんだあとは種まで取ることはできます。
みなさんも参考にしてみてください。
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