ショウガの収穫シーズンの11月に入りようやく気温が下がってきました。
今年は異常なくらいに雨が降らなかったので毎日のように水やりをしましたが、それでも朝に水を上げる程度では足りていなかったのか、ショウガと混植していた里芋の方はみるみる葉を小さくしていってしまいました。
ショウガも里芋も根菜類なので土を掘り返してみないことには生育状況がハッキリとわかりません。
ちょっと、いやかなり不安ではありますが、ショウガの葉も変色してきたので収穫していきたいと思います。
ということで今回は根ショウガの収穫タイミングの見極め方と収穫方法について紹介します。
根ショウガの収穫タイミングは葉の変色を目安にする
ショウガの収穫は矢ショウガ、葉ショウガ、根ショウガでそれぞれ異なりますが、スーパーなどで販売されているショウガはこの根ショウガになります。
根ショウガの収穫目安は葉が黄色く変色してきた頃です。
ちょうど上の写真が変色が始まった頃ですね。
収穫時期としては10月~11月頃になりますが、最近は秋が深まっても気温が高いままなので葉の色を目安に収穫時期を後ろに倒してもいいかもしれません。
気温は10℃を下回るようになるとせっかく育った根ショウガが腐りはじめてしまうので収穫を済ませてしまいましょう。
今年は11月に入っても暖かかったのに、急に冷え込むようになりました。
感覚的には夏から冬に急に季節が変わって、秋がなかったかのようですね。
このような季節の変化が急に訪れる場合は葉の色よりも気温を目安にして収穫を進めた方がベターでしょう。
周りの土を取り除いてから根ショウガを掘り起こす
根ショウガの茎の部分をつかんで引っこ抜くように収穫するとショウガが折れてしまします。
折れてしまうと保存性が悪くなるので、上の写真のように茎の周りの土をスコップなどで取り除いでから茎を引っ張って丸ごと収穫しましょう。
1番の安全策はスコップで周りの土をすべて取り除いてしまうことですね。
うまく掘り起こすことができればこんな具合に収穫することができます。
掘り起こさずにショウガの茎を持って引っ張っていたらこんなにきれいに収穫はできていなかったでしょうね。
ショウガの収穫後は水洗いせずに天日干しして乾かす
収穫したショウガは茎を切り取ってしまいます。
その後、すぐに食べないのであれば水洗いせずに天日干ししてから保存します。
ショウガは10℃以下になると腐りやすくなるので冬になると収穫してしまいますが、春先まで保存したい場合は温度が低くならないように発泡スチロールのケースなどに入れて、上から土を入れて埋め戻して保存する方法もあります。
長期保存するためのポイントは温度管理なので、収穫したショウガは部屋の中や玄関先など、夜間の冷え込みが幾分緩和できるような場所で保存しておくのがベターです。
でも、こんな感じの保存方法でも問題ないのは私の住んでいる地域が九州だからな気がしますね。
本州以北にお住まいの方は冬場の気温がもっともっと厳しいはずですので、玄関先ではなく暖房の入った部屋の隅っこなど、寒くなりすぎない場所で保存するのが安全かもしれませんね。
根ショウガは冬の寒さが厳しくなる前に収穫しよう
今回は根ショウガの収穫タイミングと保存方法について紹介しました。
根ショウガは葉が緑色から黄色に変色してきた頃がちょうど収穫タイミングとなります。
さつまいもは収穫タイミングが葉からは見分けにくいですが、ショウガの場合は見た目にわかりやすいので助かります。
収穫後はすぐに食べないのであれば水洗いはせずにそのまま乾かし、長期保存するのであれば10℃以下に下がらない環境で保存しましょう。
そのまま畑に植えっぱなしにして越冬できればいいんですが、ショウガはさすがに厳しいですし、里芋のように畑の中に深植えしなおして越冬する方法も厳しいです。
ショウガの栽培期間はとても長いですが、収穫時期を見誤るとせっかく育てたショウガが腐ってしまう可能性があります。
収穫の目安は葉が黄色に変色してきた頃ですので、忘れずに収穫しましょう。
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