4月から始めるきゅうりの種まき方法

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きゅうりの種まき

4月に入って気温もかなり暖かくなってきました。

冬の気配はほとんどなくなり、春らしい暖かさになってくると夏野菜の準備がはじまりますね。

夏野菜の定番のきゅうりも4月に入ると種まきの時期になります。

少々種まきが遅れても十分収穫できますが、長く収穫を楽しみたいのであれば早めの種まきがおすすめです。

ということで今回は、4月から始めるきゅうりの種まき方法について紹介します。

 

きゅうりの種まきは4月からはじめます

温室に入れて気温を高くする

きゅうりは夏野菜ですので寒いのはわかりやすく苦手ですし、暑いのも実は苦手です。

4月頃から育苗をはじめたきゅうりは真夏も終わる9月頃には元気がなくなって枯れてしまいます。

同じタイミングで育苗を開始して植え付けたのに生育が遅れがってだった株は9月以降も元気に収穫できたりするので、どちらかというと収穫が始まってから終わるまでの期間が決まっているというイメージの野菜ですね。

 

きゅうりの発芽温度は25~30℃です。

4月は10℃を切るくらいの気温の日もありますし、25℃まで気温が上がることも稀です。

育苗ポットに種まきしてそのまま屋外に置いておいても発芽しないことはないですが、うまく発芽させる・発芽をそろえたいのであれば温室などでの育苗がおすすめです。

 

4月に種まきをして育苗を開始したら6月頃からはきゅうりの収穫を楽しむことができます。

 

9月以降もきゅうりを収穫したい場合は時期をずらして種まきする

ざっくりとしたイメージですが、きゅうりは種まきから2ヶ月で収穫がはじまり、収穫期間は3ヶ月ほどです。

合計5ヶ月ほどで栽培が終わってしまう比較的栽培期間の短い野菜となります。

9月以降もきゅうりの収穫を楽しみたい場合は、4月の種まきから1~2ヶ月ほど時期をずらして種まきすると1期目のきゅうりの収穫終わりのタイミングで2期目のきゅうりの収穫をはじめることができます。

6月に入ってからの種まきは個人的にはギリギリすぎる気がするので、2期目のきゅうりを収穫したい場合は5月中には種まきを済ませておきましょう。

きゅうりの種まき方法

きゅうりの種まき

きゅうりの種まきは育苗ポットに2~3粒ほどまきます。

今回は16穴の連結ポットに種まきしますが、きゅうりの種取りは意外と難しくて量が取れないので1ポットにつき1粒ずつまきました。

16個の種が全部発芽してくれたら正直、今年の夏は食べきれないほどのきゅうりが収穫できることになるので最低5割の8株発芽で御の字かな、と考えています。

種取用のきゅうり

きゅうりは結構収穫量が多いですし、数日収穫が遅れると巨大化してしまうのでさらに食べるのを急かされることになります。(笑)

収穫が遅れて巨大化したきゅうりは一般的には食味が落ちておいしくないといわれますが、私はそんなに変わらない気がしますね。

上の写真は種取り用に残しておいたきゅうりですが、収穫が遅れるとすぐにこれくらいのサイズまで成長して、そこから先は大きくなりません。

スーパーで売っているきゅうりのサイズと比べれば何倍でしょうか…3~5倍くらいのサイズにはなってしまいますね。

 

ちなみに、今回種まきしたのはF1種のきゅうりの種から自家採取したものです。

昨年も同じ種で栽培したものですが、F2種になっても特に大きな変化はありませんでした。

F2種の種も混ぜ込んじゃったので、もしかしたら今年は少し違ったきゅうりがなるかもしれないですね。

 

きゅうりは嫌光性種子なので2~3cmほどの穴に種まきして覆土する

きゅうりの種まき

植物の種には好光性種子と嫌光性種子とどっちでもOKなタイプの3種類がありますが、きゅうりは嫌光性種子なので種まきは深めにおこない、太陽の光が当たらないようにしましょう。

  1. 好光性種子:発芽に太陽の光が必要な種
  2. 嫌光性種子:太陽の光があたると発芽が抑制される種子

どれくらいの深さに種をまいたらいいのか不安になるかもしれませんが、2cmくらいの穴をあけて種を入れ、覆土してあげればOKです。

あまり深すぎると芽が出てくるのに時間がかかるので注意してください。

種まきから2週間ほど経過してようやく発芽

きゅうりの発芽

きゅうりの種まきは4月から始めることができますが、今年は少し早い3月末に種まきしました。

しかも、温室の方はすでにほかの苗でいっぱいだったので屋外で発芽させたこともあり、発芽まで2週間ほどかかりました。

さすがに屋外は気温も低いし、失敗したかな?と思いましたが、なんとか発芽してくれました。

 

今のところ10株発芽しているので、目標にしていた8株は達成することができました。

あとはしっかりと成長させてあげるだけですが、できるだけ温室の中に入れてあげたいとは思っているのですが他の苗が空きません。

あとは16穴連結ポットだと幅を取るので温室に入れずらいんですよね…。

ナスが育ちすぎているので温室の外に出して気温にならしていくかどうするか、ちょっと見当が必要そうです。

きゅうりの種は4月からまくことができます

今回はきゅうりの種まき方法について紹介しました。

きゅうりは成長が早く、種まきから2ヶ月で収穫がはじまります。

4月に種まきをすれば6月くらいからは収穫することができて、8月いっぱいくらいまでは収穫が続きます。

きゅうり栽培はいつまでも収穫が続いていつ撤収すればいいのかわからない状態になることは少なく、時期が来たら実のなりが悪くなってくる印象です。

つるおろしや追肥がしっかりとできていればそうでもないんでしょうけど、4月種まきのきゅうりはだいたい夏の終わり頃には元気がなくなってしまいます。

 

9月以降も収穫を続けたいのであれば1、2ヶ月ほど種まき時期をずらして種まきすればOK。

結構な収穫量が期待できるので種のまきすぎはきゅうりに追われる毎日につながるかもしれないので、計画的に種まきして栽培を楽しみましょう。(笑)

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