種から育てたナシ(2年生苗)の定植方法

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2年生ナシの苗

種から発芽させて育て始めたナシですが、1年かけてかなり背が高く伸びました。

冬の間は葉を落としてしまうので枯れていないか不安ではありましたが春先になって無事新芽が出てきました。

いつまでもプランターで育てていては生育が悪くなるので、気温が上がりすぎる前に地植えしてしまいたいところ。

あまり暖かい季節に植え替えするのもナシの木にとっては負担になってしまうため、ようやく時間の取れた4月に植え替えをやってしまいます。

ということで、今回は種から育てたナシの定植方法について紹介します。

 

プランターから抜き取って根をばらす

プランターから抜き取ったナシ

発芽したナシの苗を植えたのは小さなプランターだったので隣の苗と根は絡み合ってしまっています。

何本も地植えするほどのスペースはないので今回植えるのは1本だけですが、根は複雑に絡み合っているので4本とも根をばらしていきます。

根をばらしたナシの苗

ばらし終わって根の状態を確認すると太い根と細い側根のような根がありますね。

桃の苗を定植した際にはタワシみたいになった側根が見られましたが、今回はいたって普通の状態です。

根が詰まるほどではなかったということなので定植のタイミングとしては遅くはないようです。

 

株よりも一回り大きな定植用の穴を掘る

定植の穴を掘る

次は定植用の穴を掘っていきます。

穴のサイズは株よりも一回り大きいくらいでOKです。

ナシの定植用穴

根を伸ばした状態でスッポリ収まるくらいのサイズ感で十分です。

野菜の苗などと違ってナシは木ですので根はジャンジャン張っていきます。

掘った穴には培養土などを入れていきますが、根が伸びていく先のすべてに培養土を入れておくなんてことは不可能ですので、最初の定植穴の部分だけ良い土を入れるイメージです。

ナシの定植穴に培養土・牛糞たい肥を入れてよく混ぜる

培養土を入れる

今回は定植穴に入れる土としては、

  1. 培養土
  2. 牛糞たい肥
  3. 山砂

を選びました。

よく赤玉土を入れると書かれていますが、目的は水はけをよくすること。見ての通り定植穴の周りは山砂ですので基本的に水はけは良いと考えられます。

山砂を混ぜ込む

培養土と牛糞たい肥、山砂をよく混ぜ合わせれば定植準備完了です。

ナシを定植する

植え付けたナシ

定植準備は整ったので仕上げの定植を行っていきます。

ナシの根が四方に綺麗に伸びるようにしながら土を被せていきます。

ただ、写真を見てわかるようにすでに休眠期は終わっているのでここまでガッツリ根の周りの土を落としてしまうのは若干リスキーでした。

休眠期は根が伸びやすいように整えて定植するのがベターですが、活動期の定植の場合はできるだけ根の周りは触らないように注意して定植しましょう。

案の定、定植後は苗が萎れ気味になっていました。

定植後にしっかり水やりをすれば大丈夫だけど、

苗にはストレスがかかってしまったわね。

定植後は根の周りを棒で突っついて、しっかりと土を入れ込む

根の周りを棒で突っつく

根をきれいに伸ばして土をかけたら、最後に株の根元に棒を何度か差し込んで根と根の間にしっかりと土が入り込むようにします。

土の被せ方が悪くて空間ができてしまうと、その部分はうまく水を吸い上げられなくなってしまうのでこの棒でツンツンする作業が重要になります。

埋めなおした土は固く締まっているわけではないので、根本は水やりや雨でそのうちきれいに詰まるとは思いますが植え替え直後が株にとっては1番厳しい状態ですのでしっかりと水を吸い上げられるように処置してあげましょう。

ナシを定植して大きく育てよう

今回は種から育てた2年生ナシの定植について紹介しました。

1年目で腰丈ほどにまで成長したナシを一冬越して定植し、大きくしっかりとしたナシの木に育てていきたいので定植に踏み切りました。

これで地植えしていているのは桃とナシの2種類。

ただし、ナシは1種類では実がならないのでもう1種類植える必要があります。

今回植えたナシは新高なのでもう1種類はまだまだ1年生苗の二十世紀でいきたいと思います。

家庭菜園で美味しいナシが取れるのが楽しみですね。

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