南国フルーツのパイナップルはヘタを挿し木することで栽培することができますが、日本で栽培するには沖縄を除くとかなり厳しいフルーツです。
耐寒温度は5℃程度までとなっており、我が家のある比較的暖かい九州ですら厳しいです。
ちなみに、昨年は特になんの対策もせずに冬越しさせようとしたところ見事に枯れてしまいましたので今年こそは冬越ししたいところです。
ということで今回は挿し木した地植えパイナップルの耐寒対策・越冬方法について紹介します。
【初心者でもできる】ヘタを挿し木してパイナップルを育てる方法
パイナップルは5℃以下の寒さに見舞われる可能性があれば地植えしない
冒頭でも触れましたが、パイナップルの耐寒性は5℃となっています。
こんな風に霜で冷えてしまったらパイナップルにとっては死活問題になるわけですが、気象庁のデータによりますと福岡県の最低気温の統計は1月で2.3℃となっていました。
鹿児島県の最低気温の統計でも1月は4.9℃ということを考えると九州であっても沖縄を除くとパイナップルの地植え栽培は非常に難しいということがわかります。
ちなみに、沖縄県の最低気温の統計は1月で14.9℃でしたのでパイナップルにとっても快適に育つことができる環境のようです。
沖縄って暖かいんですね!
パイナップルの地植え栽培は九州であっても非常に厳しいことがわかります。
確実に育てたいのであれば冬場は鉢植えで屋内に避難できるようにしておくのがおすすめです。
それでも地植えで育てたい場合は防寒対策を施す
我が家は九州にありますが、鹿児島県ではないので気温としてはパイナップルの栽培温度を下回ってしまいます。
非常に厳しい戦いですが、今年こそは地植えのまま越冬するために防寒対策を施していきます。
まず、地植えにする段階で霜の降りにくい場所を選んだので霜にやられて枯れてしまう心配はかなり低減できている状態です。
次にふきっさらしの状態で低い気温にあてられてしまうことを避けるために、パイナップルの株元にかなり厚めに枯草を敷き詰めました。
これくらい敷き詰めてしまえば分厚いマフラーをまいているのと同じなので防寒対策としての効果が期待できそうですね。
大きく成長したパイナップルにはビニール袋をかけて防寒対策する?
パイナップルは収穫期にはこれくらいのサイズまで成長します。
枯草で覆いつくせるような背丈でもないので防寒対策をどうするかが悩ましいですが、ビニールハウスと同じ要領で大きめのビニール袋をかけてあげることで防寒対策するしかないと考えています。
- 株元は枯草を敷き詰めて防寒
- 株の上からビニール袋をかぶせて防寒
この2本立てで防寒対策をしておけばなんとか越冬できる気がします。
ただ、我が家のパイナップルはまだまだ膝丈よりも小さいサイズなので実際に試すことができていません。
パイナップルはだいたい3年で収穫ということなので、あと1年ほどすればもっと背が高くなっているはず。
来年の冬に実践してみたいと思います。
寒さが厳しくなってきたのでビニール掛けで対策中
12月に入ってようやく?冬の厳しい寒さがやってきました。
九州にしては厳しすぎるくらいの寒さですのでパイナップルにもビニールをかけて、さらに防寒対策を強化しておきました。
ビニールといってもトンネルを作ったわけではなく、本当にただビニールをかけただけです。
これで風が吹き抜けることも霜が直接当たることもなくなるのでかなり改善されているはずです。
大きく成長してきたらどのみちトンネル掛けは無理なので、これくらいの要領でビニールをひょいっとかけるくらいしかできません。
これで越冬できなかったらかなり厳しそうな気がしますね。
地植えパイナップルを越冬させよう
今回は挿し木で地植えしたパイナップルの防寒対策・越冬方法について紹介しました。
ヘタを地面に挿しておくだけで根がついてくれるくらい、比較的栽培を始めやすいのがパイナップルの特徴ですが、耐寒性は5℃までしかないので比較的温暖な九州でも沖縄・鹿児島くらいでしか地植えすることができません。
それでも本州に比べればまだ気温は高い方なのでなんとか地植えで越冬させるための方法を実践してみています。
結果は随時更新していくのでぜひ参考にしてみてください。
【初心者でもできる】ミカン(甘夏・晩柑・グレープフルーツ)の種から育てる実生方法
コメント
トンネル用マルチ
保温性があるビニールを二重トンネルする事でトンネル内部は10度前後キープ出来ます。
水政農産様
コメントいただきありがとうございます。
私も今くらいのサイズ感のパイナップルはトンネルを作ってあげれば冬越しできそうだと感じています。
今日から冷え込んできているのでさっそく追加対策しておきます。