昨年収穫した里芋の孫芋を今年用の種イモに取っていて、芽出しをしていたのですがなかなか目が出てこず6月に入ってからようやく植え付けられる状態になりました。
里芋と混植でおすすめな野菜は定番のショウガです。
こちらはスーパーで購入したショウガを種イモにして芽出ししました。
里芋もショウガも基本的には害虫がつきにくいですが、スペース活用もできる人参をコンパニオンプランツとして植えていきたいと思います。
ということで今回は芽出しした里芋とショウガとコンパニオンプランツの混植方法について紹介します。
里芋・ショウガは寒さのなくなった4月下旬~5月に植え付ける
里芋の定植時期は4月下旬から5月にかけておこないます。
里芋は寒さに弱いので春先でもまだ寒さが抜けきらない4月あたまよりも、しっかりと温かくなってきた4月下旬以降の定植の方がおすすめです。
ホームセンターに苗が並び始めるのもこれくらいの時期からですね。
うちは今年も種イモから発芽させました。
種イモの植え付けからだいたい1ヶ月くらいで芽が出てくるというのがネット情報ですが、うちの場合はだいたい1.5~2ヶ月ほどもかかってしまい、「この里芋いきてるのかな?」と感じるくらいに時間がかかります。
その結果、今年もようやく定植できそうな発芽状況になったのは5月末頃で、そこからズルズルと後ろに倒れて6月に入ってからの定植になりました。
ショウガに関しても定植時期は里芋と同じ4月上旬~5月にかけてとなります。
ショウガの芽は上の写真のボコッと膨らんでいる部分から出てきます。
下側にでてきた芽はいくら待っても地上には出てきませんので種イモを植え付けて芽出しする際は向きに注意しましょう。
ショウガも里芋と同じように腐ってないか不安になるほど芽が出てくるのが遅いです。
栽培期間も長いので少々植え付けが遅れても問題はないですが、温度管理に気をつけながら早めの苗作りがおすすめです。
コンパニオンプランツとして里芋とショウガを交互に植える
里芋だけを植え付ける場合、ショウガだけを植え付ける場合、コンパニオンプランツとして交互に植え付ける場合の株間距離はこちらになります。
- 里芋だけを植え付ける場合:40~50cm
- ショウガだけを植え付ける場合:20~30cm
- 里芋とショウガを交互に植え付ける場合:30~40cm
里芋は大株に育つので株間距離が広め、ショウガはそれほどでもないので株間距離も狭めなので里芋とショウガを交互に植え付ける場合は間を取ったような株間距離で植え付けています。
里芋同士だと60~80cm、ショウガ同士だと40~60cmの株間距離となるのでちょうどよいバランスです。
ショウガを里芋と混植する目的は里芋の日陰で育てたいからなので、交互に植えた際の株間距離が開きすぎてもコンパニオンプランツの役割を果たしてくれないことになります。
野菜同士の株間距離は若干近い気もしますが、生育状況を見守っていくことにします。
コンパニオンプランツとして里芋とショウガに人参も混植する
人参は里芋のコンパニオンプランツですので、里芋と人参の四隅を狙って混植していきます。
人参はあまり暑さが得意ではないので里芋の影が夏場の高温を和らげてくれます。
人参はセリ科の野菜なので里芋・ショウガにとっても害虫忌避効果も期待できます。
といっても、人参は直根性の野菜で里芋は大株なのであまり近いところに植えすぎるとお互いに生育の邪魔をしてしまいそうです。じゃあ少し離れたところに植える…となると日陰にならないのでは?
…と若干疑問には感じる混植ではありますが、1つの畝で複数の野菜を育てることで土壌の多様性を維持していきたいので試してみます。
マルで囲っている部分の上の隅にも人参が発芽しているのですが、梅雨時期は雑草もグングン伸びるので完全に雑草に負けている状況です。
ツユクサが畝にポツポツ見えているので、人参を埋もれさせないように注意していかないといけませんね。
里芋とショウガ、人参を混植しよう
今回は里芋とショウガとコンパニオンプランツの混植方法を紹介しました。
里芋とショウガはそれぞれが水分を好む野菜なので影を利用しあって栽培していくコンパニオンプランツです。
コンパニオンプランツとしてその里芋を利用できるのが人参です。人参はセリ科の野菜なので香りで害虫忌避効果も期待できます。
私は自然農に近い形を意識しながら栽培を行っているので、1つの畝に複数の野菜を育てるようにしています。
でも、これって家庭菜園の限られたスペースを有効活用しようとすると理想に近い形なんじゃないかな、と思います。
コンパニオンプランツが思ったように育たなかった…なんてこともありますが、それはそれで学びがありますので、また次の機会に活かせればいいと割り切って考えています。
みなさんも里芋とショウガ、人参の混植を試してみてください。
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