2月からようやく収穫のはじまった我が家のブロッコリーですが、春の陽気に誘われてとう立ちして花を咲かせてしまいました。
他のアブラナ科の白菜や小松菜はとっくにとう立ちしてしまっていたので、少し長めに収穫することができました。
花を咲かせたということは次に目指すは種取りです。
ということで今回はとう立ちしたブロッコリーの種取り方法について紹介します。
ブロッコリーはある程度大きく育ってから低温にあたると花蕾ができる
ブロッコリーといえばこの形ですが、この部分は花蕾といって花が咲く前のつぼみの部分になります。
つまり、この花蕾がついてきた時点でとう立ちが始まっているともいえるのですが、ここから実際に花が咲き始めるまでには2~3ヶ月ほどは時間があります。
我が家のブロッコリーは生育がゆっくりだったのでとう立ちしてから2ヶ月ほどで完全にとう立ちしてしまいましたが、早めに収穫期を迎えることができれば長期間にわたって脇芽の収穫を楽しむことができます。
ブロッコリーのとう立ち条件はある程度の大きさに育ってから低温にさらされることです。
つまり、秋~冬にかけて収穫したブロッコリーはそのまま春先まで置いておけば勝手に花が咲き始めるということですね。
とう立ちの遅い種類は収穫期間も長い
うちの家庭菜園には2種類のブロッコリーが植わっています。
1つは「ブロッコリー」という名前で売られていただけの品種不明のブロッコリー。
そしてなんかカタカナの名前だったことしか覚えていないブロッコリー。
ピクセルっていう名前が1番ピンと来るのでたぶんこれです。
- 品種不明のブロッコリー:頂花蕾の収穫後は大量の脇芽が発生,とう立ち早め
- ピクセル(たぶん):頂花蕾の収穫後は量は少ないがしっかりとした脇芽が発生,とう立ち遅め
このピクセルは品種不明のブロッコリーに比べるととう立ちが進んでおらず、まだ少しの間は収穫が楽しめそうです。
でも、ピクセルは早生の種類なので品種不明のブロッコリーは極早生?品種不明なのでよくわかりませんが、収量は多かったので結果オーライです。
どちらも12~15cmくらいの頂花蕾と脇芽を十分に収穫できました。
頂花蕾型の場合は脇芽があまりできないようなので、家庭菜園向けとしては頂花蕾・頂側枝花蕾型もしくは側枝花蕾型になりそうですね。
花が咲いたらつぼみができて、実が入るまでひたすら待つ
ブロッコリーは花が咲いてから約2週間ほどでつぼみができ、実が入り始めます。
そこから1ヶ月ほど種が充実する期間を設けてから収穫すれば種取り完了です。
花が咲き始めたらただ待っていれば種ができるので、種取りを待っている間はブロッコリーの花を楽しみましょう。
白菜や小松菜などのアブラナ科の植物に比べると花の咲き方が違うので、一般的な菜の花とは少し違った楽しみ方ができそうですね。
ブロッコリーの種取り完了。株数が少なかったので種が少なかった
写真は撮り忘れてしまいましたがブロッコリーの種取りが終わりました。
今年はアブラナ科の種取り祭り(そして交雑祭り・・・)だったのですが、1株からでも大量の種が取れるので種取作業も大変でした。
ところが、種取りしたブロッコリー2株はなにやら種が少なかったです。
- アブラナ科のブロッコリーは他科受粉する
- ブロッコリーの開花時期は他のアブラナ科に比べると遅い
- 種取り用には2株しか残していなかった
原因を分析するとこんな感じですかね。
ブロッコリーは他科受粉で、なおかつ小松菜などとは交雑しにくいです。
そして、開花の時期も遅いので結局残しておいて2株間で受粉した結果、十分に受粉できず種が少なかったというのが答えに近そうです。
もちろん、虫が運んでくる花粉による受粉もあるでしょうが、近くに咲いていたアブラナ科の花は種取り用に残していた2株だけでしたので種の少なさはこれが原因と考えておきます。
まぁ、ブロッコリーは数株あれば十分な量を収穫できるのでOKです。
種類の違うブロッコリーをそれぞれ残していたので、今年の種まきでどんな性質になるか気になりますね。
ブロッコリーの自家採取をしよう
今回はとう立ちしたブロッコリーの種取り方法について紹介しました。
種取りシリーズ全般において言えるのですが、種取り方法を紹介しているというよりも種取り時期を紹介している感じですね。
なにか特別なことをしなければいけないというほどでもなく、自然に任せていれば種をつけます。
ブロッコリーはアブラナ科なので他のアブラナ科との交雑の恐れがありますが、開花時期は白菜・小松菜などよりも遅いので交雑のリスクは低いでしょう。
家庭菜園の醍醐味は自家採取した種を使って我が家の家庭菜園に適した野菜に変えていくこと。
がんばってくれるのは野菜の方なんですが、種から自給自足できるととてもやりがいを感じられますね。
みなさんもブロッコリーの種取りを試してみてください。
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