家庭菜園で育てた野菜の自家採取の記事をあげてきていますが、今回はトウモロコシの種取りです。
といっても、今回は家庭菜園で育てたものではなく、茹でて食べようと思っていたトウモロコシがシワシワに乾燥してきてしまっていたので種にしてしまおう、というもの。
これで上手く発芽するんであればわざわざ市販の種を買わなくてもいいですね。
もちろん、F2種になる可能性大なので市販の種に比べれば見劣りしてしまうのは確実と考えてください。
ガッツリ家庭菜園をやってみたいという方はぜひ参考にしてください。
ということで、今回は市販のトウモロコシから種取りする方法を紹介します。
完熟した果実であれば市販の野菜からでも種取りは可能
野菜の種といえばホームセンターに売っているものを買うか、すでに育っている苗を購入するのが一般的です。
でも、完熟した果実を食べる野菜なら入っている種からも発芽させて育てることができます。
たとえば、
- トマト
- パプリカ
- スイカ
などは問題なく発芽させることができます。
しかし、
- ピーマン
- きゅうり
- オクラ
などは未熟な実を収穫して食べているので、中に入っている種を植えても発芽は厳しいです。
ナスやししとうも同じですね。
赤ピーマンは緑ピーマンを完熟させたものですので、十分に発芽能力があるでしょう。
食べている野菜が早取りしたものなのか、十分完熟させたものなのかで種から育てることができるかどうかは変わってしまうので覚えておいてください。
市販のスイートコーンを購入する
まずは市販のトウモロコシ=スイートコーンを買ってきます。
種取りだけで食べないのも寂しいと思うので、種取り用のスイートコーンも一緒に買う感じの方がおすすめです。
買ったばかりのトウモロコシはまだみずみずしく、実もぷっくりと膨らんでいますね。
1週間ほど経過すると乾燥しだして実が凹みはじめる
購入してから1週間ほど放置してしまったトウモロコシです。
見るからに水分不足な感じになっていますね。
ここまでくると美味しく食べられる保証がないと思うので、思い切って栽培用の種を取ることに決めました。
トウモロコシの種はカラカラになるまで乾燥させてから脱穀するのがベターなようです。
トウモロコシを日陰の風通しのよい場所で乾燥させる
トウモロコシは日陰の風通しのよいところで乾燥させます。
我が家の場合は風通しは怪しいですが、1番適任な場所が玄関のウォークインクローゼットしかないのでここに吊るしました。
隣には乾燥中の朝鮮南蛮とうがらしがありますが、こちらはきれいに乾燥してきていますので場所としては問題ない模様。
あとはカビが発生しないことを祈りながら待つだけで種の準備は完了です。
乾燥したトウモロコシの種を試しに発芽させてみる
カビが発生することもなくトウモロコシを乾燥させることができたので、少しだけばらしてみました。
乾燥するとかなり凹んでしまいましたがこんなもんなんですかね?
トウモロコシの種っていうとポップコーンのアレしか想像できないのでちょっとだけ不安です。
ちなみに、ポップコーンのトウモロコシは爆裂種という種類なので、スイートコーンとは違います。
つまり、この種を加熱したところでポップコーンにはならないということですね。
とりあえず、発芽能力があるのか不安なので試しに水につけて発芽させてみます。
カラカラに乾いていますが、この状態の種だと水に浮いてしまうようです。
そして、数日経過しました。
実は水につけて2~3日忘れてしまっていたんですが、昨日見てみたら発芽していました。
5個中3個の種で発芽しているので市販のトウモロコシからとった種にしては悪くない発芽率ですね。
残りの2個も時間がたてば発芽する可能性があります。
ただ、すでに9月初旬というタイミングで発芽したトウモロコシが収穫までたどり着けるのかは不透明ですね。
ひとまず育苗ポットに移して栽培チャレンジをはじめてみます。
市販のトウモロコシから種を採取しよう
今回は市販のトウモロコシから種取りする方法を紹介しました。
種取りする方法というほどでもなく、買ってきたトウモロコシをただ乾燥させただけで完了なのでとても楽チンですね。
その代わり、おそらくF1種のトウモロコシなので、来年種まきして育ててみたとしても満足のいく収穫ができるかどうかは保証できません。
トウモロコシを育てることができるというだけなので覚えておきましょう。
それでも年数をかけて繰り返し自家採取を続けていくことで、家庭菜園の環境にあった種を採取することができるようになります。
種を買ったり苗を買ったりするのではなく、自給自足してみたい方はチャレンジしてみる価値はあるのでぜひ試してみてください。
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