枝豆の最適な収穫期はほんの数日といわれていますが、確かにちょっと収穫が遅れると鞘が黄色になってくるほどです。
明らかに真っ黄色になった枝豆があったので来年用の種を取ろうと思い、そのままほったらかしておきました。
ということで、今回は初心者でもできる枝豆から来年用の種を取る方法を紹介します。
枝豆の鞘が枯れるまで枝豆を放置する
上の写真は食べごろの枝豆と種取り用の枝豆を並べたものです。
植えた時期はほとんど一緒で、10日も違わないくらいだったように思うのですがしっかりと種が取れるほどに完熟した枝豆と、ちょうど食べごろの枝豆も収穫できるのは少し不思議ですね。
鞘も含めて株全体が枯れてしまったら種取り準備完了ですので、それまではじっくり待ちましょう。
枝豆の場合は収穫してから種を熟成させるようなこともなく、枯れてしまうまで畑で育てておけばOKなのでとても簡単ですよ。
枯れた鞘から枝豆の種を取り出す
鞘が枯れるまでじっくり育ててしまえばあとは収穫するだけです。
まずはこんな風に鞘だけを取ります。
中を開けば緑色の残った大豆のような種が出てきます。
枝豆を枯れるまで熟成させたのが大豆っていうの知っていましたか?
だから枝豆を種取りしたものは大豆なんです。
といっても、豆腐なんかに使う大豆と早取りして食べる枝豆では種類は違うみたいなので、「枝豆は大豆の一種」くらいの認識の方が正解に近いですね。
2株で合計68個の枝豆の種を収穫
今回は2株から種取りをしました。
冒頭の緑色の枝豆は茹でておいしくいただきましたよ。
すべての鞘から種を取り出してみると合計68個の種を収穫できました。
枝豆の種の発芽率は高いのでこれだけあれば来年も十分楽しむことができそうです。
それはそうと、今回購入して育てたのはトーホクの枝豆だったのですが、よく見ると「トーホク交配」と書かれていません。
ということは、この枝豆はF1種ではないってことですね。
どうやら穀物類は種子法に守られていたおかげでF1種が少ないようです。
F1種じゃないってことは来年も同じクオリティの枝豆が食べられる可能性がグッと上がります。
生育に差も出やすいからいっぱい植えないとね!
枯れていた枝豆が大雨で発芽していた
8月に入ってから大雨が続いていますが、種取りを忘れていた枝豆を引っこ抜いたらなんと発芽していました。
全体的に、いい感じに水を吸って膨らんでいます。
どっちみち種としては使えないし食べることもできないので、まさかの8月お盆明けから枝豆の栽培開始です。
せめて7月末ならよかったんでしょうが、さすがに遅すぎですかね?
とりあえず育てられるところまで育ててみます。
来年用の枝豆の種を採取しよう
今回は【初心者でもできる】枝豆から来年用の種を取る方法を紹介しました。
枝豆の種の採取は他の野菜に比べても得に簡単で、枯れるまでじっくり待つだけでOKです。
カラカラになってしまえば若干緑色がかった種が取れます。ここまでくれば立派な大豆です。
あとは来年の初夏あたりに種まきすればまた枝豆を楽しむことができますね。
問題なく発芽することも大雨のおかげで確認できましたし一安心です。(笑)
1株を種取り用にするだけでも1シーズン分くらいにはなるはずですのでみなさんもぜひ試してみてください。
【初心者でもできる】完熟したトマトから翌年用の種を採取と保管方法
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