大絶賛練習中の息子の自転車ですが、盛大にこけることも結構あるのでアッチコッチ土だらけになっています。
そして、よく見てみるとペダルがポキッと折れてしまっています。
この状態でも乗れなくはないみたいですが、棒の上に乗っているような形になってしまうのでどうにも漕ぎにくそう。
これから先も数年は乗ってもらうことになるので修理が必要ですね。
そんなに難しい作業でもないので、チャチャっと済ませてしまいましょう。
ということで今回は壊れた子供用自転車のペダルを交換・取り付け方法を紹介します。
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自転車のペダル交換に必要なアイテム
自転車のペダル交換に必要なアイテムは、
- モンキーレンチ
- 新しいペダル
- KURE556などの潤滑剤
の3つとなります。
モンキーレンチはお手持ちの工具セットに含まれていることが多いので探してみてください。
なけばホームセンターなどで購入しましょう。
自転車のペダルを外すのに使うのでサイズは小さめのものでOKです。
大きいモンキーレンチは使う場面が限られますが、小さめのものであれば家の中のなにかしらのボルトが緩んだ場合でも口の部分を調整して利用することができるので1家に1個はあっていいアイテムですね。
次に、新しいペダルです。
こちらは後述しますが、先に壊れたペダルを外してみてから準備する方がおすすめです。
最後にKURE556などの潤滑剤です。
ペダルを外した際に自転車側のねじ部分がさび付いていたりした場合にはKURE556をふってからあたらしいペダルを取り付けるとスムーズです。
ただし、スムーズにペダルが取り付けられるということは緩みやすくなっているということにもなります。
KURE556をふることで摩擦抵抗が低くなり、取り付けやすくなる=ペダルは緩む方向に回りやすいというロジックです。
ねじが底当たりしてからしっかりとトルクをかけて締めることでようやくねじが回りにくくなります。
あからさまにさびているなどの状態が確認できない場合はKURE556をかける必要はありません。
潤滑剤を使うと緩みやすくなる理由KURE556などの潤滑剤を使用すると、摩擦係数が小さくなることで滑りがよくなります。
摩擦係数が小さいので少ない力で容易に動かすことが可能になります。
回転体などの摺動部では滑りにくい状態だと傷つき・焼き付き(動かなくなること)などが発生しやすくなるため、摩擦係数は小さい方が良好な状態となります。
一方、ボルトの締結部分についてはねじ山とねじ溝の摩擦は小さい方が締めこみやすいですが、ボルトが底当たり(ねじ込めない状態)するまで締め込みから、しっかりとトルクをかけて(=グッとねじ込む)あげることでようやくボルトが緩みにくい状態になります。
しっかりとトルクをかけて締めることでボルトが少しだけ伸びるので引っ張り方向の力が生じてボルトが回りにくくなります。
このしっかりとトルクをかける工程を省いてしまうと摩擦係数が下がってボルトが回りやすくなっただけになってしまいます。
これだったら潤滑剤を使わない方がねじが回りにくい状態になるので意味がなくなってしまいますね。
破損した自転車のペダルを取り外す
ではさっそく壊れてしまった自転車のペダル交換の説明をしていきます。
まずはモンキーレンチを使ってペダルを取り外します。
ペダルは左側と右側でねじの方向が逆向きになっているので要注意です。
ペダルを取り外すと自転車側のバーにねじが切られているのがわかります。
今回はバーに切ってあるねじ部分にさびは見られないのでこのまま作業を進めていきます。
取り外したペダルのねじサイズを確認する
ペダルを取り外したらねじサイズを確認しましょう。
ペダルをよく見ると型番が記載されているはずですので、この型番=今回はK20439をWEBで検索してみましょう。
K20439という型番を検索すると・・・よくわかりませんね。
そこで自転車ペダルで使用されている一般的な規格を調べてみると、
- 9/16インチ:ねじ径 約14.3mm
- 1/2インチ:ねじ径 約12.7mm
この2種類が使用されているようです。
ということで実際にねじ径を測ってみたところ・・・14mmくらいでした。
この写真は片手で当てながら写真を撮っているので見た目13mmくらいに見えますね。
計測する際にはこの面にメジャーを当てて、ねじ底ではなくねじ山の外径寸法を計測するようにしましょう。
わずかに1mmの差しかありませんが、13mmよりも大きければ9/16インチのねじと考えてOKでしょう。
調べたねじサイズのペダルを購入する
今回は実際にメジャーで測ってみて9/16インチのペダルを購入すればよいということがわかりました。
自転車のペダルはホームセンターで売っていないことも多く、自転車屋さんに行った方が簡単に手に入るかもしれません。
楽天などのネットショッピングも普及していますし、メルカリやPayPayフリマでも検索すれば簡単に引っかかるのでこちらの方が手軽です。
ということで今回はPayPayフリマで購入することにしました。
届いたペダルをねじ方向に気を付けながら取り付ける
先ほども紹介しましたが、自転車のペダルには右側と左側でねじの方向が異なります。
上の写真のようにペダルのねじ部分にはR・Lの刻印があるのでこれに倣って取り付けましょう。
右側のペダルバーには時計回転の方向に回す刻印が表示されています。
右側ペダルは右ねじが切られているようです。
左側のペダルには反時計回り、つまり左ねじが切られているようです。
すべてのバーにこのような刻印があるのかはわかりませんが、これらの表示を参考にしてペダルを取り付けていきましょう。
しっかりとねじ込んだらペダル交換は完了
刻印の方向に倣ってペダルを回してねじ込んだら、最後にグッと力を入れて押し込みます。
この最後の「グッ」で緩まないようにしているのでしっかりとやっておきます。
ただ、バカ力で締めこんでしまうとねじがやられてしまうので「グッ」くらいの力の入れ具合にとどめておきましょう。
ということで無事壊れた自転車ペダルを新品に交換することができました。
チマチマと写真を撮りながら交換したので少し時間はかかりましたが、作業自体は10分もあれば終わる内容です。
ちょっとペダルの取り外しに苦労するかもしれませんが、簡単な作業なのでわざわざ自転車屋さんに持ち込んで交換してもらうほどのことはないかな、というのが私の感想です。
自転車のペダルが壊れたら自分で交換してみよう
今回は壊れた子供用自転車のペダルを交換・取り付け方法について紹介しました。
先日、ようやく自転車に乗れるようになったのでこれからはそんなに激しくこけることはないかもしれませんが、ペダルも新しくなって嬉しそうにこいでいるのを見るとこちらまで良い気分になりました。
自転車のペダル交換は思っているよりもとても簡単ですし、工具もモンキーレンチさえあれば交換できます。
工具箱に付随されていることも多いので、探してみれば見つかる方も多いと思います。
練習のたまものでペダルが壊れてしまってもご自宅で交換することができるので試してみてください。
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