無垢材を使用したテーブルはとてもお洒落で魅力的ですよね。
できることならリビングに置きたいなと考えている方も多いはず。
我が家も同じく無垢材のおしゃれでシックな感じがとても気に入っていたので戸建て購入時に思い切ってウォルナットの無垢材テーブルを購入しました。
ただ、現時点ではこんなデメリットがあるとは想像できていなかったので、とても気に入ってはいますがメンテナンスに苦労しています・・・
そこで今回は無垢材テーブルの仕上げ方法によるデメリットを紹介します。

これから購入を考えている方は事前に読んでおく価値ありです。

特に子育て世代は必見すぎますよ・・・。
小さな子供がいる家庭の無床は1年間でどれくらい傷がつくのか?

無垢材テーブルは木の質感がすばらしく素敵で魅力
こちらは購入後5カ月ほど経過した我が家の無垢材テーブルです。
無垢材のテーブルが欲しいな、といろいろ探しましたが無垢といっても色々な種類・仕上げ方法があるのでピンと来るテーブルに出会えるまでは結構苦労しました。
- このテーブルの感じいいね
- 色・質感がいい感じ
- このテーブル欲しい ← 見た瞬間にこう感じたテーブルを購入するべし
どの無垢材テーブルもいい感じなので、たぶんどれを買っても満足感はあったんだと思います。
でも、我が家の感想としては①くらいだと「あってもなくてもいいか」くらいで、②だと「及第点」といった感じでした。
②の色・質感がいい感じで納得できているものを買っても全然問題はなかったと思うのですが、もう少しなんか感じるものがありそうだったのでテーブル探しを継続しました。
そして、とうとう見た瞬間に「このテーブル欲しい」と感じるほど魅力的なテーブルに出会えたのがこのウォルナットの無垢材テーブルでした。
無垢材テーブルの仕上げ方法
無垢材のテーブルといってもさすがに無塗装の純粋無垢な状態ではなく表面には塗装が施されています。
この塗装の種類によってだいぶ印象が変わってくるのが無垢材のおもしろいところです。
無垢材の質感を存分に感じられるオイル塗装
オイル塗装は無垢材の表面にオイルを染みこませることで木材の保湿をおこなっています。
手触りは木材そのもので質感をバッチリ感じることができます。
塗装は表面部分に薄く施されているだけなので水分に弱く、お茶やコーヒーなどの熱いコップを置いたりしても白く変色する輪染みができてしまうことも。
素材感を活かしている分、扱いもデリケートになってしまうのがオイル仕上げの特徴です。
ちなみに、こちらの写真は我が家の無垢材テーブル5ヶ月物です。
早くも味わいのある風合いに変わってきています。
表面をコーティングして使いやすいウレタン塗装
ウレタン塗装は無垢材の表面にコーティング層をつくるのでツルツルした仕上がりで無垢材の質感は感じることができなくなっています。
イメージしやすいのはフローリングのツルツルした感じです。
木材の雰囲気は十分に伝わってくるのですが質感までは伝わってこないのがウレタン塗装の特徴。
その代わり、水にも強く輪染みの心配もありません。
さすがに熱々の鍋を直接置いたりするのはNGですが、それ以外は特に気を遣わずにメンテナンスすることができるので非常に使いやすいですね。
小さなお子さんのいる家庭は要注意。オイル仕上げの無垢材テーブルデメリット
さて、ここからが本題です。
タイトルにデメリットという文字があるように、我が家で実際にオイル塗装の無垢材テーブルを使用してみて5ヶ月。
いよいよ対策をしていかなければせっかくの無垢材テーブルが残念なことになってしまうということで行動に移しました。
オイル塗装は食べこぼし・水分に弱い
オイル塗装は無垢材の表面に油を染みこませているだけなので食べこぼしや水分にとにかく弱いです。
お風呂上がりの乾燥しがちな肌に保湿剤代わりにオイルを塗りこんでいるようなものなので、
- お肉の油がたれる
- 醤油をこぼす
- ジュースをこぼす
このあたりをこぼされると大変です。
特に、小さなお子さんがいらっしゃる家庭ではこの3点は避けては通れない。
そう、我が家も避けては通れませんでした・・・
とにかく1回1回の食事でことごとくテーブルを汚してしまい、食後のお掃除は大変だしなんか醤油のニオイが染みついている気がするしで大変でした。
濡れ雑巾で拭きあげすぎると表面のオイルが落ちてしまう
小さな子供に限らず、大人が使ったって完全に汚さないことは不可能なのでどうしてもお掃除は必要になってきます。
でも、濡れ雑巾でゴシゴシ拭きあげていると写真のように色が白くなってくるんですね・・・
購入した家具屋さんの方も「乾拭きでお願いします」といっていたくらいなので、とにかく水気を含んだもので拭きあげるのはオイルも一緒に回収してしまうことになるためよくありません。
でも、油や醤油がついたテーブルを乾拭きで済ませることはできますか?
1度や2度ならいいでしょう。
でも、毎度毎度油まみれに汚されるとさすがに濡れ雑巾&アルコールティッシュで拭きあげたくなりますよね?
その結果がこの写真の色落ちになります。
もちろん、メンテナンスオイルを塗りこむことで色落ち自体の復旧は可能ですが、とにかくお掃除に気を遣わないといけないのがオイル塗装の無垢材テーブルのデメリットです。
ランチョンマットは効果的。ただし、ランチョンマットの上にこぼしてくれるのなら
オイル塗装が水分などの汚れに弱いことがわかってからはランチョンマットも試してみました。
ランチョンマットを導入してからは、ランチョンマットの上であればきれいに後始末することができることもわかりました。
しかし、
- ランチョンマットで守れるのはランチョンマットの上だけ
- 滑りやすいランチョンマットはかえって汚れを拡散することもある
ということもわかりました。
我が家のおチビさんたちにとってはA3サイズくらいのランチョンマットの広さではすべての汚れをカバーできるわけではありませんでした。
さらに、滑りやすいランチョンマットはランチョンマットごと下に落としてしまって被害が拡大してしまうこともありました。
大人が使う分にはランチョンマットがあれば汚れの心配はほとんど解消してくれると考えてOKです。
あくまでも小さいお子さんのいらっしゃるご家庭ではランチョンマットだけではカバーできない可能性があることを覚えておいてください。
無垢材テーブルを選びたい方におすすめの汚れ対策
それでは最後に無垢材テーブルの購入を検討されている方におすすめの汚れ対策についてまとめておきます。
- 手間を減らしたいならウレタン塗装を選ぶ
- オイル塗装なら最低限ランチョンマットを準備する
- ビニールシートで完全にカバーしてしまう
ここまで書いてしまえばほとんど解説なんていらないと思いますが少し掘り下げていきます。
手間を減らしたいならウレタン塗装を選ぶ
オイル塗装の無垢材テーブルは質感がすばらしくて魅力的ですが、同時にお手入れの手間が非常にかかります。
汚れがついたらそれだけで残念な気分になってしまうこともあるので、いっそのことウレタン塗装のテーブルを買っておいた方がいいかもしれません。
お茶をこぼしてもさっと拭きあげるだけ、醤油も油汚れも濡れ雑巾でガッツリ拭きあげることができます。
へんに気を遣わずに利用することができますが、無垢材テーブルの雰囲気もしっかりと楽しむことができます。
小さなお子さんがいる家庭の場合はウレタン塗装の方が確実にお手入れが楽になるのでおすすめです。
オイル塗装なら最低限ランチョンマットを準備する
お手入れが大変なことがわかっていてもなお無垢材の質感にこだわりたい方は最低限、ランチョンマットは準備しておきましょう。
小さなお子さんでなくとも大人だって汚さずに食べるのは難しいのでランチョンマットがあった方が安心して食事を楽しむことができます。
カフェのようなお洒落さを演出することも可能になるのでランチョンマットはおすすめです。
ほとんどのランチョンマットはウォッシャブルなのでクリーンに保つことができますし、お値段も安い物~高いものまで幅広い選択肢があるので好みに合った1枚を見つけることができます。
何セットか用意しておくことでその日その日で雰囲気を変えて食事を楽しむことができますね。
ビニールシートで完全にカバーしてしまう
最終手段はこのような感じでオイル塗装の無垢材テーブルをビニールシートで覆ってしまうことです。
我が家は現在この形になっています。
- ランチョンマットが役に立たないほど汚すから
- オイル塗装をできる限りきれいに保ちたちから
というのがビニールシートに至った理由です。
とにかく、我が家のおチビさんたちは想像のはるか上をいくレベルで汚してくれます。
ランチョンマットなんて意味ない・・・
それくらいにやんちゃすぎて困っていたのですが、最終的にきれいに食べれるように成長するまで無垢材の質感を楽しむのはお預けしておくことになりました。
しかし、これならば無垢材テーブルが汚れることはありません。
オイル塗装の無垢材テーブルの質感にはとても満足していたので日に日に汚れていくのが耐えられなかったんです・・・
いずれはランチョンマットで対応できる日がやってきますので、それまではビニールシートで守ることにします。
無垢材テーブルで充実した食事を楽しみましょう
今回はお洒落な無垢材テーブルの仕上げ方法によるデメリットを紹介しました。
といってもウレタン塗装のデメリットは木材の質感が楽しめない程度で、ほとんどはオイル塗装のデメリットばかりでした。
オイル塗装の無垢材テーブルのメリットは、
- 木の質感を楽しむことができる
- 経年変化を楽しむことができる
ことにありますが、
- 輪染みなど水分に弱い
- 濡れ雑巾で拭いているとオイルが取れてしまう
- お手入れがとにかく大変
といった具合にデメリットもかなり目立ちます。
それでもオイル塗装の無垢材テーブルはほれぼれするほどの美しさがあります。
ぜひともダイニングテーブルには無垢材を選びたいところですが、オイル塗装とウレタン塗装のそれぞれメリット・デメリットを考慮して選んでいきたいですね。
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